ビジネス

2021.08.02

民泊サイトに新潮流 エアビーに挑むロンドンの「スマーター」

画像はイメージです(David Papazian / Getty Images)


──スマーターに選ばれる物件はどのようなものですか?

素晴らしいロケーションや居心地の良さ、スタイルを備え、機能する各種アメニティーを完備し、きれいなシーツや良質のタオルが用意され、それらがすべて、細部まで気が回りフレンドリーな管理サービスで統括されている。

──今後の計画は?

目指しているのは海外進出だが、どこになるかはまだ決まっていない。

──新型コロナウイルスの流行を乗り切る上で役に立っている技術分野のイノベーションはありますか?

これは新しい技術ではないが、簡単かつ即座にコミュニケーションが取る方法がなければ、私たちは途方に暮れていただろう。気に入っているのはスラックとグーグル・ミートだ。

ロンドンの自分のデスクから、シドニーやロサンゼルス、パリ、コペンハーゲン、南アフリカの人と顔を合わせ、非常に生産的なミーティングを行うことができた。私は古い人間なので、この素晴らしさを今もまだ新鮮に感じている。

──現在、希望を持てることは?

ワクチンと、衰えることのない旅の欲求。

──スマーターは持続可能性を重視し、予約があるたびにカーボンオフセットのプロジェクトに投資しています。事業のこの側面についての詳細と、これがなぜ重要なのかを教えてください。

言うまでもないことかもしれないが、地球がなければ旅行はできない。サステナビリティーでのスマーターの中核要素は、環境に対する旅行業界の責任を果たすことにある。これはパートナー企業や住宅所有者、サービス運営者、宿泊客、そしてスマーター自身など、全ての関係者が果たすべきものだ。

私たちは宿泊サービスの提供時に使い捨てプラスチックをなくしたりゴミを減らしたりして炭素排出量をできるだけ減らし、残りはオフセットしたいと考えている。最大の排出源は飛行機であるため、宿泊客にはフライト情報を共有してもらい、それを基にして炭素排出量をマイナスにするために必要なオフセット量を特定する。

また私たちは、慈善団体のステイ・フォー・グッド財団を設立した。同財団はスマーターの利益の10%を受け取り、持続可能な開発やカーボンオフセット、環境保護のプロジェクトに資金を提供する。

──完璧な短期滞在とは?

居心地の良い空間と、インスピレーションを与えるデザイン、リラックスして家族や友人との時間を楽しめること。

編集=遠藤宗生

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