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ベルリン発のCBDショップ「Hempvizer」オーナーPaulina。昨年オープンしたカフェ併設の店舗前で

2017年にドイツで大麻草由来のCBD(カンナビジオール)の取り扱いが合法的に解禁されてからというもの、様々なCBDショップが首都ベルリンでオープンしている。経営者たちが軒並みこのレースに参加しているなかでも、堅実かつ着実にミラノやバルセロナなどにも店舗数を拡大しているのが「Hempvizer」だ。

ドイツの首都ベルリンにフリードリヒスハイン=クロイツベルク区、ノイケルン区のショップを展開したのに続き、2020年のコロナ禍にミッテ地区で初となるカフェ業態となる店舗をオープンした。ロンドンで経営学を学んだポーランド出身の若き経営者Paulinaに、ドイツそしてEUにおけるCBD市場の現在について話を聞いた。

自分たちの体験をシェアしたいというところから始まった


──いつ頃お店を始めましたか。

パートナーと一緒に2018年の夏ごろベルリンでオープンしました。2人ともCBDをスキンケアの目的や、緊張や不安を和らげるために利用していたこともあって、誰もがCBDに気軽にアクセスできるべきだと考えました。せっかくならメンタルヘルスの問題を抱えている人に届くようにシェアしようと考えたのが始まりです。

私たちとしては、まずは「失うものはないからやってみよう」という感覚。極端な話、「失敗してもビーチでのんびり暮らせばいい」と思っていました(笑)。

学生時代にロンドンのミドルセクス大学でビジネスを専攻したことから、お店を経営するビジネス的なことやコンセプトは最初からはっきりしていましたが、CBDに対するビジネス領域について門外漢でした。なので、まずは店の場所探しとコンセプトメイキングに時間をかけました。



──ヨーロッパにおけるCBD市場のリサーチについてはどのように?

ドイツでCBDが合法になったのは2017年で、まだまだ新しいマーケットです。マーケット全体に改善の余地がありますし、新しい情報が入ってくる可能性もあります。合法化の後、私たちはすぐにオープンしたので、まだ臨床段階でしたがドイツやほかのEU加盟国でマーケットを広げてきました。

──ベルリンを1つ目の拠点にした理由とは。

私が住んでいる街でしたし、ドイツの中でも新しい文化に対する寛容さがあります。市場を調べた上で、ここでやろうと決めました。現在ミラノとバルセロナの1店舗ずつを含む計6店舗を経営しています。

私とパートナーは、いつも連携して動いてるので、彼がミラノに行くときは、私はベルリンに残ったり、その逆もまた然り。経営上、離れ離れになることもあります。スペインやミラノに行ってベルリンに戻ってくるのは、それなりにハードでもありますが、犠牲を多く払えば、何でも成し遂げられると思うのでやりがいを感じています。

文=冨手公嘉 写真=小鉄裕子

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