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(c) Grover

ドイツのベルリンを拠点とする「グローバー(Grover)」は、スマートフォンやラップトップなどのガジェットをレンタルできるサブスクリプションサービスを運営している。サーキュラー・エコノミー(循環型経済)と呼ばれるコンセプトを打ち出す同社は、さらなる事業拡大に向けて、10億ドルを超える資金を調達した。

グローバーの最新ラウンドは、ロンドンの資産運用会社Fasanara Capitalからの10億ドル(約1100億円)の借入金と、既に実施済みのシリーズBラウンド(7100万ドル)の規模を1億ドルに拡大する2900万ドルの追加調達で構成されている。同社はこれまで、サムスンネクストやJMSキャピタルエバーグレンから出資を受けていた。

グローバーによると、同社のビジネスモデルは、電子機器をより身近な存在にするだけでなく、電子ゴミの削減にもつながるという。使用済みのガジェットはリファービッシュされてプラットホームに戻され、再利用できない場合はリサイクルされる。

2015年にMichael Cassauが設立したグローバーは、ドイツ、オーストリア、オランダ、スペインの既存市場での活動をさらに強化し、年末までにさらに新たな市場に参入する予定という。同社はこれまで47万5000点のプロダクトを流通させているが、2024年までにその数を400万点に増やす計画だ。

「電子ガジェットは現代生活の基本であり、誰もが必要なプロダクトを手ごろな価格で入手できるべきだと考えている。当社は、より多くの人々に製品を届けると同時に、環境に深刻な影響を与える電子ゴミの問題を改善したい」と、Cassauは述べた。

国連のGlobal E-waste Monitorレポートによると、2019年に発生した電子ゴミの総量は5360万トンで、この数字は年々増加しているという。

Fasanara Capitalのフランチェスコ・フィリアCEOは、「消費者の嗜好は、電子製品においてもサブスクリプションに向かっている。この分野でヨーロッパで最も急成長している企業であるグローバーは、巨大な成長を遂げることになる」と述べた。

編集=上田裕資

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