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GettyImages(左)/Shutterstock(右)

オールスターゲームに投打の両部門で選出されて話題の大谷翔平選手。彼が高校時代、監督の勧めで9マスの「目標達成シート」を使っていたことは2018年に公開されたが、その話題が今、再燃している。

この目標達成シートの原型となっているのは、「マンダラチャート」だ。2008年には「マンダラチャート学会」も設立され、マンダラチャートを使った「手帳セミナー」や「人生計画セミナー」も開催されている。

マンダラ(曼荼羅)とは、密教の経典を視覚的に表す、古代インドに起源をもつ図像だ。そして、マンダラチャートは3×3の9マスと、それぞれのマスをさらに展開させた、合計81マスから成り立っている。

まずシート中心のマスに「高い目標」を書き、シート中心の3×3のマス(中心を除く8つ)にはその目標を達成するための項目を書く。そして、中央シート外側の各3×3のマス(中心を除く8つ)には、その8項目を達成するために必要な具体的項目を書き入れる、というシンプルなものだ。

ちなみに大谷選手がシート中心のマスに書いたのは「ドラフト1位で8球団から指名されること」。そしてたとえば達成するための8項目のひとつ、『変化球』を中心とするマスには、「スライダーのキレ」、「フォーク完成」、「遅く落差のあるカーブ」などと書かれている。

このシートを、たとえば経営者がビジネスプランを立てる上は、具体的にどう使えばいいのか。

これを知るために以下、松村剛志氏(マンダラチャートの開発者、松村寧雄氏の子息)の『【図解】9マス思考 マンダラチャート』(青春出版社刊)からの抜粋転載で紹介する。

関連記事:大谷翔平が実践する「9マス思考」「マンダラチャート」 目標設定にどう使う?


経営者のビジネス計画


不動産業を営んでいる経営者が、マンダラチャートを使って自社の成長に関するビジネス計画(社長方針)を作成した事例です。

最初のAエリアでは、「お客様第一」として接客に関しての心構え・具体的な対応方法を記入、Bエリアの「職務能力」では、日々の行動に直結した実務的な流れを記入します。また、不動産業として「街の通になる」という目標を掲げているのが特徴的です。社長自身が普段から考えていることを落とし込むことで、自分自身の思考の整理ができるとともに、社員とも思いを共有し、それが会社が目指す人材育成にもつながっていくのです。



「マンダラチャート学会」で活用事例300超


2008年、マンダラチャートが思考・発想法のツールとしてさらに広がることを目指し、設立されたのが「マンダラチャート学会」です。そして翌2009年から毎年、マンダラチャートの活用事例を集め、情報交流を図るために、「マンダラチャート・フェスティバル」を開催しています。

年に一度のこのイベントには毎回多数の方に参加していただき、おかげさまで10回を数えるまでになりました。

マンダラチャート・フェスティバルでは、自分の活用事例を紹介する「枠枠コンテスト」も行っているのですが、今では300を超える活用事例が集まり、入賞した作品は「マンダラチャート事例集」としてまとめています。この本で紹介している事例の多くも、こちらの事例集がもとになっています。

マンダラ手帳はマンダラチャートのパーソナルなツールですが、みんなとマンダラチャートを書いたり、見せ合ったりするというのは、いい刺激になりおすすめです。

私はマンダラチャートを使った「手帳セミナー」や「人生計画セミナー」も行っているのですが、一人で書いていたときには思いもよらないような発想などがわき出してきたりします。時には友人と、家族と、会社の同僚と、一緒にマンダラチャートをつくってみてはいかがでしょうか。新たな発見があるかもしれません。


『図解9マス思考マンダラチャート 仕事も人生もうまくいく!』(松村剛志著、著書青春出版社刊)


以上は『【図解】9マス思考 マンダラチャート』(松村剛志著、青春出版社刊)からの抜粋転載である。

関連記事:大谷翔平が実践する「9マス思考」「マンダラチャート」 目標設定にどう使う?


文=松村剛志 構成=石井節子

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