五輪で注目の若手アスリート、12歳の日本人スケボー選手も

スケートボード選手 開心那(Getty Images)

今夏の東京オリンピックでは、五輪史上でも非常に若いアスリートたちが活躍しており、競技の開始から数日で様々な記録を更新している。

今大会で最年少のアスリートは、12歳のシリアの卓球選手のヘンド・ザザだが、7月24日の予選でオーストリアの39歳の選手であるリュウ・ジャに4-0で敗退した。

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卓球選手 ヘンド・ザザ(Getty Images)

2番目に若い選手は、12歳のスケートボード選手の開心那(ひらき・ここな)で、日本人としては史上最年少で夏季五輪に出場する。彼女は今月13歳になったばかりのイギリスのスカイ・ブラウン選手と対戦する。

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スケートボード選手 スカイ・ブラウン(Getty Images)

もう一人の最年少選手は、14歳の中国の水泳選手の全紅嬋(クアン・ホンチャン)で、女子高飛び込み10メートルに出場する。

さらに、同じく14歳のカナダの水泳選手のサマー・マッキントッシュは25日、競泳女子400m自由形を4分02秒72で終え、カナダの水泳の新記録を樹立した。

米国の水泳チームで最も若い選手は15歳のケイティ・グライムスだ。現在24歳の金メダル保持者のケイティ・レデッキーも、グライムスと同じ15歳で五輪にデビューしており、グライムスが「五輪の未来を創っていく」と述べた。

出場できる“年齢”は決まっている?


近代オリンピック史上、最年少でメダルを獲得したのは、当時10歳のギリシャの体操選手のディミトリオス・ルンドラスだった。ルンドラスは、1896年のアテネ夏季大会の平行棒団体でチームの銅メダル獲得に貢献した。彼はその後の大会に出場することはなかったが、成人後はギリシャのオリンピック委員会に所属していた。

国際オリンピック委員会(IOC)は、五輪出場選手の最低年齢を定めていないが、各競技が独自の基準を設け、体操選手は16歳から、ボクシングは18歳からとなっている。しかし、スケートボードには年齢制限がないため、ブラウンや開のような若い選手にも門戸が開かれている。

今年、東京で戦う若いアスリートたちは、前例のない大会に参加することになる。パンデミックを受けて1年遅れで開催された今大会は、厳格なプロトコルのもとで行われている。25日に主催者が発表したところによると、137人の五輪関係者が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、そのうち十数人の選手が出場を見合わせている。

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編集=上田裕資

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