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リセール(再販売)市場が加熱し、高級ブランドは参入に関心を寄せている。

中古アパレル・アクセサリーを扱う市場は成長を遂げていて、自社のイメージの保護に強い執念を持つ高級ブランドにとって無視しづらいものとなっている。しかし、リコマース(中古品売買)分野でのかじ取りは、ブランドにとってなかなか難しいものとなる可能性もある。

ザ・アーキビスト(The Archivist)は、独自のリコマース体験の提供を希望する高級ブランドを対象とし、再販売サービスを提供する新参の企業だ。

アシュリー・グラナタが2019年に創業した同社は、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)によるイノベーション・アワードの最終選考に残った。グラナタは、ソーシャルコマースサイト「ファンシー(Fancy)」を創業したジョゼフ・アインホーンを共同創業者として迎えた。

グラナタは「ブランドが再販売市場に参加していないのは不公平だと感じた」と語り、「ブランドはストーリーを制御できておらず、商品を収益化していなかった。ブランドがこの分野に参加するべきときが来たと感じた」と述べた。

ザ・アーキビストのリセール・インテリジェンスは、世界の二次流通市場における自社製品の売り上げを測るためのブランド向けデータ可視化ツールで、商品やコレクションの人気、価格の経時変化を監視している。グレーマーケット(灰色市場)や偽造品も監視されるため、ブランドは措置を講じ、情報を集めて恒久的なアーカイブを構築することができる。

ザ・アーキビストはこれまで、エンターテインメント業界の著名な投資家らの関心を集めてきた。アシュトン・カッチャーの投資会社サウンド・ベンチャーズ(Sound Ventures)や、俳優でテック分野の投資家であるエドワード・ノートン、「ゴシップガール」制作者のジョシュ・シュワルツやステファニー・サベージなどだ。

アインホーンは「当社は、高級ブランドの真のパートナーになることを望んでいる。現在、真のパートナーは存在しない」と述べ、一部のブランドはアマゾンのバックエンドサービスを使っているものの、同社は個々に合わせたソリューションではないと補足した。

翻訳・編集=出田静

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