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粟ケ岳を眺めながら入れる大開口のビューバスや、焚き火を囲むように円形に座るサウナも完備。大きな水風呂と外気浴のための広いテラスが一体になったつくりで、森とのつながりを楽しめそうだ。


焚き火を囲む感覚を彷彿とさせるサウナ(イメージ)

オープンキッチンや全面ガラス張りが特徴的なレストランでは、ライブ感を満喫しながら食事ができる。座席は65席。監修するのは、『ミシュランガイド東京』で三ツ星に選ばれた「神楽坂石かわ」の石川秀樹氏だ。生産者と深くつながり、地元の食材を活かした料理を提供することで、食を通じた地域の魅力を発信する役割も果たすという。



宿泊施設としては、ヴィラ棟(2タイプ、3棟)と、隈氏とスノーピークが共同開発したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」も併設予定だ。


自然との一体感を感じられるヴィラ(イメージ)

隈氏は次のように施設の説明を締めくくった。

「コロナ禍は建築・設計にとっても折り返し地点といえる出来事であり、これまでは都市に向けた建築がデザインされてきたが、それが反転して自然へと向き始めたと感じる。まさに新しい時代への絶好のタイミングで、この新施設を世の中に届けることができると思う。FIELD SUITE SPA HEADQUARTERSは、新しいコンセプトを体現した施設になるだろう」

自然と人をつなぎ、人間性を回復する


スノーピークは、1958年の創業以来、「自然と人、人と人をつなぎ、人間性を回復する」ことを社会的使命とし、キャンプ用品はもちろん、アパレル開発や地方創生、ビジネスコンサルティングなどの事業を拡大してきた。

2011年に現在の場所に本社を移してから10年。今回発表した未来構想プロジェクトについて、同イベントに登壇した山井代表は、次のようなメッセージを発信した。

「キャンプは、単なるレジャーにとどまらない『人間が人間らしく生活するための営み』。私たちは、自然のなかでは年齢や肩書きに縛られないただの人間に戻ることができ、仲間や家族と本質的な信頼関係を築くことができると考えている。

コロナ禍でキャンプの人気が高まったと言われているが、国内のキャンプ人口は未だわずか7%にすぎない。テクノロジーや技術の進歩につれて、自然との関わりは薄れてしまっているようにも感じる。

これからもスノーピークは、『野遊び』の提供を通じて、人間性の回復を目指していきたいと考えている。これまで培ってきた『野』の価値を中心に、ライフバリューブランドとして衣食住に『働く』と『遊ぶ』を加えたシーンに、新しい提案を続けていく」

写真=コヤナギユウ(人物)

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