I cover young people doing big things

Magic Spoonの共同創業者のギャビ・ルイス(左)とグレッグ・ソウィッツ(右)

ブラウン大学の学生だったギャビ・ルイスとグレッグ・ソウィッツは、昆虫を持続可能なタンパク質に変えるという講義に参加した後、コオロギに夢中になった。彼らは授業の合間を縫って、コオロギを養殖し、プロテインパウダーにしてシェイクにかけたり、バーに焼いたりしていた。

卒業後まもなく、2人はその情熱をフルタイムの仕事に変え、2013年にコオロギのプロテイン会社「Exo」を設立した。彼らはその後、Wild VenturesやCollaborative Fundsなどから160万ドルを調達し、健康志向の小売店でバーを販売し、2016年にはフォーブスの「30UNDER 30」に選出された。

2人は5年間に渡りExoを運営した後、2018年に同社を昆虫食大手のAspire Food Groupに非公開の金額で売却した。

その後、朝食の定番であるシリアルを革新したいと考えた2人は、グルテンフリーでグレインフリー(穀物不使用)で、糖質が0~2グラム、タンパク質が13グラム以上の朝食用シリアル「Magic Spoon」を考案し、D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)方式で販売することに決めた。

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Exoに出資したWild Venturesの創業者であるジョン・デュラントにとって、彼らの次のベンチャーを支援することは当然のことだった。

それから3年後、同社はAllbirds(オールバーズ)の共同創業者であるJoey Zwillingerなどの投資家から1650万ドル(約18億円)を調達した。Magic Spoonは収益を明らかにしていないが、インスタグラムのフォロワー数は約30万人で、前年比で3桁の成長を遂げているという。同社はミュージシャンのQuestloveからの支援も受けている。

Magic Spoonのシリアルは、ブルーベリーやピーナッツバターなど6種類のフレーバーが用意され、4個入りパックが毎月届くサブスクリプションが月額39ドルで用意されている。

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(C) MAGIC SPOON

同社は、ソーシャルメディアやポッドキャスト広告に加え、インフルエンサー・マーケティングを活用することで、消費者を啓蒙し、約40ドルという高額なシリアルの販売に成功した。Magic Spoonは、若い消費者にアピールするために、TikTokの人気インフルエンサーのジョシュ・リチャーズを起用した限定シリアルを発売した。

将来的には、「シリアルが売られているあらゆる場所にMagic Spoonを並べたい」と考えている共同創業者たちは、ソーシャルメディアへの投資に力を入れており、まずはブランドの認知度を高めようとしている。

編集=上田裕資

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