優れたロゴに隠し味あり
世の中で知られている著名なロゴの中には、一見気づかないようなメッセージやトリックが隠されているものある。そのようなロゴは普段気づかずに無意識に見ていても、いつの間にかブランドが伝えたいメッセージを消費者の脳裏に焼き付けている。もしくは、単純にデザインプロセスの中で生みだされた偶然の産物の場合もある。いずれにせよ、言われて初めて気づく著名ブランドロゴに隠されたメッセージを幾つか紹介してみたい、
FedEx
ロゴにシンボルが隠されている最も有名なケースの一つがFedEx。ルビンの壺の視覚効果のように、“Ex”の部分に白い矢印が仕込まれていて、配達するイメージや、同社の未来に向けたメッセージを表現している。また、意外と知られていないのは、“e”の下の部分に隠されているスプーンのモチーフ。
キリンビール
多くの人々に親しみのあるキリンビールのロゴは、その名前の由来となった麒麟が描かれている。実はこのロゴの中に「キ」「リ」「ン」の文字が隠されている。場所は立髪部分に2つと、尻尾の部分に一つ。そして、この隠し文字の位置は時代ごとに異なっているとのこと。
福岡市
福岡市の市章には、カタカナの“フ”が9個隠されている。フが9で福を表現している。それを上手にデザインすることで、バランスの良いロゴが生み出された。
Amazon
頭文字の“A”の部分と“z”を矢印で繋ぐ事により、英語で“全て”を表現する“A to Z”のメッセージが隠されている。同社がオンラインストアで全ての商品を扱うというビジョンを表現している。
頭文字の“P”の部分にピンのモチーフが隠されている。そのサービスをイメージさせるための上手なデザイン。もちろん、アイコンの“P”も同じ形を採用している。
久留米市
福岡市と同様に、久留米市の市章にも秘密が隠されている。中心の“米”の周りにはカタカナの “ル” が9個配置され、“9″ “ル” “米” で久留米となっている。見た目も可愛らしい。