フォーブス共同編集者

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ツイッターは昨年、投稿が24時間で消える「フリート機能」を導入したが、当初の予想ほどユーザー数が伸びないため、8月3日でこの機能を終了すると宣言した。この機能は、スナップチャットのストーリーを模倣したものだった。

先行する競合他社の模倣は、シリコンバレーでは珍しいことではないが、ツイッターの試みのよう失敗に終わるケースも多い。

しかし、フェイスブック傘下のインスタグラムは、ツイッターより前の2016年に、スナップチャットのストーリー機能を模倣し、自社のプラットホームで定着させている。

スナップチャットより、何が優れていた?


フェイスブックの若手エンジニアのマイケル・セイマンは、その当時19歳だった。彼は、友人たちがスナップチャットのストーリーで頻繁にメッセージを送っていることに気づき、CEOのマーク・ザッカーバーグとのミーティングでこの話題を取り上げたという。



その頃、スナップチャットを脅威に感じていたザッカーバーグはすぐに、インスタグラムにストーリーを導入することを決定した。彼らの動きは素早いだけでなく、保存した写真をストーリーに投稿出来るようにするなどの、独自の改善を盛り込んでいた。

また、インスタグラムにとって、ストーリーはアプリの使い方を変える効果をもたらした。2016年当時にインスタグラムはすでに、質の高い写真を投稿するプラットホームとしての地位を確立していたが、投稿が消えるストーリーは“その基準に満たない写真”をアップロードする場として役立った。

これに対し、ツイッターの場合は、そもそも個々のツイートの寿命が短く、何気ない思いつきを投稿する場所であるため、「投稿が消える」というメリットを上手くアピールできなかったことが、フリートが失敗した原因なのかもしれない。

さらに言うと、インスタグラムはストーリーの配信範囲を拡大した。スナップチャットのユーザーが、ストーリーを共有できる相手は親しい友人などに限られている。しかし、インスタグラムでは、アカウントをフォローしている人なら誰とでもストーリーを共有できるのため、この機能はユーザー同士のエンゲージメントを高める効果をもたらした。

編集=上田裕資 写真=Getty Images

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