Close RECOMMEND

国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

こんなに電動化が進む状況の中でも、ガソリンエンジンのみのFRスポーツはまだ健在だよ。それは先週、新型トヨタGR86とスバルBRZに乗った直後に感じたこと。ちなみに今回、名前が「86」から「GR86」に改名された。全世界が認める成果は、2社が協力しあったからこそ、成り立つ車種ではないか。1社だけでは絶対にできない企画だから。今年の夏の販売開始に先駆けて、袖ヶ浦フォレスト・レースウェイで完成されたばかりの2台を確かめることができた。

サーキットに着いたら、新しい2台が大きな宣伝のバナー広告の前に展示してあった。第一印象は、初代と比べて、両方とも随分と外観デザインがよりアグレッシブになり格好良くなった。どちらも業界一に安全性が高いとされている「SGP」というスバル・グローバル・プラットフォームを採用し、同2.4リッターのスバル製のボクサーエンジンを搭載しているのに、それぞれのメーカーが差別化はできるのは、デザインとハンドリング。

もちろん、2台ともほとんど同じボディを被っているものの、グリル、エンブレム、リップスポイラー、フロントのエア・インレットで差別化を図っている。どっちの方が格好いいか、それは、個人の好みだね。

2台が走る様子

内装も当然、大体同じシートやダッシュボードのデザインになっているけど、ドライバー前のデジタルメーターのエンジンスタート時の映像が違い、シートのステッチやストライプ、それにカーペットのオプションが多少味付けも違う。とは言っても、新型車の室内の質感は初代よりダントツに完成度が高いし、スポーティさも一段とアップしている。

スタイリストたちが今回、特にデザインに遊び心をいっぱい盛り込んだ部分は、トラックモードに入れた時の画像。普段、タコメーターは針タイプではなく、くるっと回るバー・タイプに変更しているのに対して、トラック・モードを選択すると、レースカーみたいな横置きバー・タイプのタコメーターに変身する。これを目にすると、なんとなくその気にさせてくれる。もちろん、このモードを選ぶと、TRCが解除されるので、自由自在にドリフトができる。

運転席の様子

運転席を横から見た

文=ピーターライオン

スバルトヨタ
この著者の記事一覧へ

PICK UP

あなたにおすすめ