興味深いのは、空気を浄化すること以外にもオーロならではの特徴があるという点だ。
車のコンセプトデザインには、優れた内装が取り入れられている。各自の実用性に合わせてカスタマイズできるのだ。車内のシートの位置は必要に応じて変更できる。通常のまま使用したり、フロントシートを後ろに回転させてミーティングルームに変身させたり、とオプションの選択肢も幅広い。フルリクライニング可能なシートに背中を預ければ、全面ガラス張りのルーフから空を眺めることもできる。
ヘザウィック氏は、このEVについて「どの国でも問題点とされる車内のスペース不足を同時に解決できるデザインにしました。オーロは、食事や仕事、ゲーム、あるいは睡眠を取るためのスペースを設けた、多機能な部屋でもあるのです。景色の移ろいを楽しみながら暮らすための新しい部屋として、我々を今以上にきれいで素晴らしい未来へと運ぶことを目的とした車です」と説明する。
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自動車業界は、公害と無縁の通勤手段を確立すべく、長い年月をかけて歩みを進めてきた。化石燃料を燃やして環境を汚染するエンジンから、汚れた空気を吸収する電気自動車へと、テクノロジーは好ましい方向へと進んでいる。この点に関して、オーロは最高の技術を駆使した車のようだ。
(この記事は、英国のテクノロジー特化メディア「Wonderfulengineering.com」から転載したものです)