ビジネス

2021.07.16

英フィンテックRevolut、ソフトバンク主導の調達で評価額330億ドルに

ニコライ・ストロンスキー(Photo by Kimberly White/Getty Images for TechCrunch)


欧州で続出するフィンテックのビリオネア


しかし、同社にとって最大の課題は人件費だ。総人件費は2019年の8200万ドルから2020年には2億3500万ドルに増加し、2020年のスタッフコストは、売上の74%に達していた。

それでも、投資家は同社とフィンテックの未来を信じている。Crunchbaseが7月7日発表したデータで、2021年上半期の世界のベンチャーキャピタルの出資額の総額は、史上最大の2880億ドルに達しており、2020年下半期の額から約1100億ドルの増加となっていた。

投資家の資金の集中とフィンテックへの関心の高まりによって、欧州のこの分野では複数のビリオネアが誕生した。そこに含まれるのは、Wiseの共同創業者であるクリスト・カーマンとタヴェット・ヒンリクス、Checkout.comの創業者であるギヨーム・ポサーズ、Klarnaの共同創業者であるセバスチャン・シエミアトコウスキーとヴィクター・ジェイコブソンなどだ。

編集=上田裕資

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