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(c) Aurora Innovation

自動運転テクノロジーを開発する米国のスタートアップ「オーロラ(Aurora)」は7月15日、SPAC(特別買収目的会社)との合併により上場すると発表した。

オーロラはこの合併により約20億ドルを調達する。合併後の同社の評価額はロイターによると約130億ドル(約1.4兆円)で、これまで上場した自動運転テクノロジー企業の中で最高額になる。

グーグルの自動運転車プロジェクトの元責任者のクリス・アームソンらが設立したオーロラは、シリコンバレーの投資家のリード・ホフマンやジンガの創業者のマーク・ピンカス、マイケル・トンプソンが設立したSPACの「Reinvent Technology Partners Y」と合併する。

新会社の株式は 「AUR」のティッカーでナスダックで取引される。新会社には、すでにオーロラと提携を結んでいたボルボ、トヨタ、ウーバー、トラックメーカーのPACCARなども出資する。

CEOのアームソンはフォーブスの取材に、今回の上場で調達する資金は、2023年後半までに市場への投入を目指す自動運転セミトラックシステムの開発に充てると述べた。同社が自動運転車やロボットタクシーを市場に投入するのは、その後になるという。

「当社が株式市場で投資家にアピール出来る要素の一つは、我々がこの分野で唯一の、トラック輸送と乗用車市場の両方にフォーカスした上場企業になろうとしていることだ」と、アームソンは述べた。

自動運転分野では、サンディエゴ本拠のロボットトラックに特化したTuSimpleが、今年初めにIPOを実施し、サンフランシスコのロボットトラック開発企業Embarkも、6月にSPACとの合併を発表した。

さらに、フォードとVW傘下のArgo AIも上場する可能性が高いと述べているが、グーグルのウェイモやGM傘下のクルーズ、現代傘下のMotionalなどの多額の資金を持つ企業らは、まだ上場の意思を示していない。

オーロラは、今回の取引が完了した時点の手元資金が25億ドルになると予測している。同社が合併で調達する20億ドルには、ベイリー・ギフォード、フィデリティ、T・ロウ・プライス、モルガン・スタンレー、セコイア・キャピタルなどの投資家からの10億ドルの私募が含まれる。

合併先のReinvent社のマーク・ピンカスは、「自動運転テクノロジーは巨大な市場であり、我々が目指している大規模なベンチャーキャピタルの可能性を象徴している。オーロラは、そのチーム、技術、パートナーシップを理由に、この市場の大部分を獲得すると信じている」と述べた。

編集=上田裕資

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