個人でのチャレンジに加え、グループでゲームをしてもらう協働型の広告も可能だ。コミュニティーやチームで協力すればより大きな報酬を獲得できるとしたら、消費者にとっては楽しさが増すし、ブランドに触れる人も増える。またチャリティーの要素を加えれば、さらにエンゲージメントを高められる。人々を団結させることは、ビジネスにとってプラスになる。
パーソナライズは重要、ただしプライバシーは守ること
現在は誰もがプライバシーを気にする時代だ。アップルの最新版iOSでアクティビティー追跡(トラッキング)を拒否する機能が追加されたことからも、消費者の意識は高まっている。企業は、本当に必要な情報以外は共有されず、情報を転売することもないということを明確にしなければいけない。プライバシーの問題は今後、消費者にとって重要度を増していく一方だろう。
企業側は、消費者に合わせ、その人にとって意味のあるコンテンツを提供するために必要なデータを取得しつつも、プライバシーに立ち入り過ぎないようなアプリをつくらなければいけない。
新たな広告キャンペーンを企画するときは、ゲーミフィケーションを念頭に置こう。インタラクティブな要素を加えることで、自然な形でエンゲージメントを高め、その体験を私的なものとし、最終的に効果を高めることができる。