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Photo by Yuriko Nakao/Getty Images

仮想通貨「ドージコイン」の共同開発者であるジャクソン・​パーマーが14日、ツイッターで激しい仮想通貨批判を展開した。ドージコインは過去1年に価格が爆発的に上昇したが、パーマーはこの間、ほぼ沈黙を保っていた。

オーストラリア生まれのパーマーは2013年に、もうひとりのソフトウェア開発者とドージコインをジョークで考案した。名前は柴犬のミーム「ドージ」にちなむ。しかし2015年初めにはプロジェクトから抜け、仮想通貨分野からの「長期休暇」を発表していた。

パーマーはツイートで、数年にわたって研究した結果、仮想通貨は「本質的に右派の、ハイパー資本主義的なテクノロジー」だと判断しているとし、そのためこの分野に復帰するつもりはまったくないと明言した。

ここ1年の仮想通貨熱の再燃ついても嘆き、仮想通貨市場は「金持ちたちの強力なカルテルによって牛耳られている」とも主張した。個人投資家は「いつかビリオネア仲間になれるというその約束」につられているとも苦言を呈した。これはテスラの最高経営責任者(CEO)で「ドージファーザー」を自称するイーロン・マスクへのあてつけとみられる。

パーマーは、仮想通貨を控えめに批判しただけでも、業界を支配している大物たちから中傷を浴びるようになっているとし、「誠実な議論がほとんど不可能になっている」と現状を憂いた。

リンクトインのプロフィールによると、パーマーは現在、アドビの製品管理責任者を務めている。ドージコインの価格はパーマーが手を引いてから300倍近くに膨らんでいるが、2018年のインタビューでは、資産になっていたかもしれないものは手放し、「お金もいっさい得なかった」と話している。

ドージコインの価格は今年、一時1500%近く高騰したが、5月8日につけた最高値からは75%近く下落している。同日は、マスクが初司会を務めたNBCの人気娯楽番組「サタデー・ナイト・ライブ」の放送日だった。ピーク時の時価総額は930億ドル(約10兆円)に達した。

編集=江戸伸禎

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