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Photo by Victor J. Blue/Getty Images

百貨店チェーンのニーマン・マーカスは、傘下のバーグドルフ・グッドマンを売却する可能性について、銀行家と交渉をおこなっていると報道されている。ニーマン・マーカスは2020年9月に経営破綻から脱却したが、いまも資金調達に取り組んでいる。

ニューヨーク・ポストが掲載したリサ・フィッケンシャー(Lisa Fickenscher)の記事によれば、アシュケナージ・アクイジション(Ashkenazy Aquisition Corp.)がこの物件の購入に関心を示している。アシュケナージは、マディソンアベニュー660番地の以前のテナントであった百貨店バーニーズが2019年12月にその旗艦店を閉店したことを受け、バーグドルフ・グッドマンの獲得に向けて動いているようだ。アシュケナージとニーマンの交渉は「最近になって本格化した」と、フィッケンシャーは述べている。

また、フランスの高級ブランド・コングロマリットであるLVMHがアシュケナージに競り勝つ可能性もある。LVMHの会長とCEOを兼任するベルナール・アルノーは、米国での保有資産の拡大に関心を示しており、最近ティファニーを158億ドルで買収した。

第3の入札者は、ウィーワークの創業者アダム・ノイマン(Adam Neumann)とサム・ベン=アブラハム(Sam Ben-Avraham)になるかもしれない。2人は2019年、バーニーズの閉店前にも入札していた。百貨店業界の知識を持つ彼らが入札する可能性は高いだろう。

1869年創業のバーグドルフ・グッドマンは、複数回の移転を経て、1928年に5番街と58丁目の交差点に落ち着いた。1969年にカーター・ホーリー・ヘイル(Carter Hawley Hale)が買収し、1987年にニーマン・マーカス・グループの傘下に入った。

高級志向の百貨店である同店は2003年に、メンズストアが通りを挟んで本店の向かい側に移転する形で分割された。レディースファッション専門になった本店には、グッチ、ヴェルサーチ、イヴ・サンローランなど多くのデザイナーブランドが展開している。メンズストアには、トム・フォード、カートン、ブルネロ・クチネリ、ジョン・ロブなどが店舗を構えている。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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