一方で、マスクのスペースXは、ギャラクティック社とはまったく異なる提案をしている。人類を火星に送り込むことを目的として2002年に設立されたスペースXは、宇宙船の再利用を可能にした先駆者であり、宇宙へのアクセス価格を引き下げるための大きな役割を担っている。
スペースXは、2008年に民間企業として初めて完全液体燃料ロケットで軌道に到達し、2020年には民間企業として初めて国際宇宙ステーションに人間を送り込む偉業を達成した。
また、同社の「スターリンク」は、世界中に商用インターネットサービスを提供することを目的としており、「スターシップ」と呼ばれる超重量級のロケットシステムは、惑星間飛行を実現するためのものだ。「ヴァージンのシステムは、スペースXとは競合せず、補完関係にある」と、ホワイトホーンは話した。
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マスクは11日のフライトを控えたブランソンの家のキッチンを午前3時に訪問し、彼の幸運を祈ったという。ブランソンは英タイムズ紙に「イーロンは友人だ」と述べ、「いつか彼の宇宙船で旅をするかもしれない」と語った。