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2021.07.13

【7月第2週資金調達まとめ】モノの貸し借りアプリ運営ピーステックラボが22億7000万円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、7月2週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

ピーステックラボ


調達額:22億7000万円
調達先:HTG / SMBCベンチャーキャピタル / SBIインベストメント / コロプラネクスト / SBSホールディングス / 新生銀行 / ちばぎんキャピタル / DBJキャピタル / 野村不動産ホールディングス / フジ・スタートアップ・ベンチャーズ / ベクトル / 森トラスト

貸し借りのシェアリングプラットフォーム「Alice.style(アリススタイル)」を運営するスタートアップ。

「Alice.style」は、“ちょっと貸してを、もっとみんなで”をコンセプトにした、個人と個人、企業と個人の家電や旅行用品などの貸し借り&フリマプラットフォームだ。借りたい商品と期間を選ぶだけで、簡単にレンタルすることができるサービスだ。

また、ユーザー間のレンタル予約、発送連絡、メッセージのやりとりは、全てサービス内で完結する。商品には物損・盗難等の保険を適用するなど、利用者が安心して取引を行える環境を構築している。2018年の同サービスリリース以降、利用者は50万人を突破している。

2021年7月には新生銀行やSBIグループなど十数社を引受先とする第三者割当増資で約22億7000万円を調達した。

今後は出品物を保管する倉庫を現状の4倍となる約330平方メートルに拡張し、利用者の増加に対応していく予定だ。

Photosynth


調達額:17億5000万円
調達先:Fidelity International / JR東日本スタートアップ / NNコーポレートキャピタル / NTTドコモ・ベンチャーズ / SBIインベストメント / グローバル・ブレイン / コクヨ
備考:登記簿より金額を推計 / 出資元はニュースから推測 / 2021-5-12の出資元とまとめて記載 / NNコーポレートキャピタル、コクヨ、JR東日本スタートアップとは資本業務提携

「Akerun入退室管理システム」をはじめとした「Akerun」ブランドのクラウド型IoTサービスを提供するスタートアップ。

「Akerun入退室管理システム」は、クラウド上での鍵権限の管理・入退室履歴の管理を可能にするサービス。

既存のドアに後付けで導入するだけで、スマホや社員証、交通系ICカードを使っての施錠・解錠、入退室履歴の確認、曜日や時間帯を指定した鍵権限の付与・剥奪などの機能を持つ。

同社のアクセス認証基盤「Akerun Access Intelligence」は2021年6月現在、累計5000社以上で利用されている。

2018年7月には、週刊東洋経済が選ぶ“すごいベンチャー100”にも選出された。

2021年7月7日には、Fidelity International、SBIインベストメント、グローバル・ブレイン、NTTドコモ・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資および、JR東日本スタートアップ、コクヨ、NNコーポレートキャピタルとの資本業務提携により、新たに総額17.5億円の資金調達を実施。

今回の資金調達を含めたこれまでの累計調達額は約70億円となる。今回の調達により、「Akerun Access Intelligence」を通じたキーレス社会の実現を目指す。
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文=STARTUP DB

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