マネー

2021.07.13

【7月第2週資金調達まとめ】モノの貸し借りアプリ運営ピーステックラボが22億7000万円調達


AOSデータ


調達額:9億円
調達先:ICMG / JICベンチャー・グロース・インベストメンツ

法人向けクラウドバックアップサービス「AOSBOX Business」等を開発・運営するスタートアップ。

「AOSBOX Business」は、従来のクラウドバックアップを超えた新しいデータバックアップテクノロジーであるトライブリッドバックアップを提供する。

また、同サービスは軍事レベルの暗号化技術AES-256でデータの暗号化を3重に実施。堅牢なセキュリティと強固なリライアビリティであらゆるビジネスシーンに安全でセキュアなクラウドバックアップソリューションを提供する。

2021年7月には、JICベンチャー・グロース・ファンド1号とICMG共創ファンド1号を引受先とした9億円の資金調達を実施した。

今後は、今まで構築してきたデータプラットフォームを進化させ、市場競争力を高めるインテリジェントなデジタルイノベーションとなる「AOS IDX」プラットフォームの開発と市場への普及を進めていく。

iHeart Japan


調達額:8億円
調達先:不明
備考:ベンチャーキャピタルなどから調達

iPS細胞の分化誘導技術によって、心臓の再生医療の研究を行う企業。

現状は圧倒的なドナー不足から心臓移植を受けられない重度心不全患者が多数である。この技術を活かし、将来当たり前に治療を受けられるようにすることを目指す。

iPS細胞の分化誘導技術を用いて細胞シートを心臓に貼り、心機能の改善を行う治療法の確立を目指して研究開発を進めており、この細胞シートを積層化することにも成功している。

京都大学の動物実験にて、心臓に移植された細胞シートが長期間にわたって移植部位に留まり、高い心機能回復効果を発揮することが確認されている。

この積層化技術は心臓に限らず肝臓など多くの臓器の再生医療にも応用できる技術として期待されている。この技術は日本、米国、中国および韓国で特許を得ており、欧州でも特許を出願中である。

これまで医療系・リアルテックなど数々の受賞歴もあり、医療の未来を担う企業のひとつである。

2021年7月にはベンチャーキャピタルなどを引受先とした第三者割当増資によって約8億円の資金調達をし、今後は臨床研究や治験などの実用化に向けた各段階を進めていく予定だ。

フルカイテン


調達額:5億円
調達先:ジャフコグループ

在庫分析SaaS「FULL KAITEN」を開発・運営するスタートアップ。

「FULL KAITEN」は在庫の運用効率を上げ売上・粗利・キャッシュフローを最大化する在庫分析クラウドサービス。

導入企業から日々受け取る販売データや在庫データをAIによって計算・分析することで運用効率を上げている。

特に、在庫の運用効率工場は、値引き、販売単価ロス、売れ残り、店頭在庫の欠品、倉庫在庫の欠品、旬の見逃しの6つの機会損失を解消することで実現する。

2021年現在、オンワード樫山やパルグループホールディングス、アシックスジャパンなどのほか、楽天ショップオブザイヤー受賞店舗など、中小から大手まで多くの小売企業への導入が加速している。

2021年7月にはジャフコグループが運用するファンドを引受先とした5億円の資金調達を実施。

今後は、「FULL KAITEN」の更なる機能強化と新機能の開発、プロダクト強化とエンジニアをはじめとした人材採用を目指す。

文=STARTUP DB

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事