推定6.6億円 大谷翔平のスポンサー契約料がMLBトップになる理由


大谷の代理人であり、スポーツ専門エージェントCAAスポーツの野球部門の共同代表、ネズ・バレロはフォーブスに対し、大谷が自らの提携するブランドを厳選していることを認めている。

「問題は、彼が結ぶ契約の件数ではありません」「大谷にとって最も重要なのは、球場でプレーし、生産的でいることです。そのため、身動きが取れなくなったり、注意散漫になったりするのを確実に回避することが重要なのです」

年俸3000万ドル超に?


少なくとも過去10年間、フォーブスの「世界で最も稼ぐアスリート」に入ったMLBの選手の中で、プレー以外からの収入が年間900万ドルを超えた人は、デレク・ジーター(2012~2014年)以外にいない。

野球がそれほど他のスポーツに遅れを取る理由は、複数ある。過酷なほど長いシーズン、地域密着型、若者とのつながりが失われた、他のスポーツのスター選手たちとの競争が激しいことなどだ。

それでも、大谷の人気が高まることは必然だった。特に日本ではそうだといえる。ベーブ・ルース以来、どのプレーヤーもここまでうまくできたことがない「二刀流」を続けていることが、野球好きの日本を夢中にさせている。


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大谷の今後は、本人次第だ。スポンサー契約を結ぶチャンスは、無限にあるようにみえる。気を付けなければいけないのは、健康問題だろう。大谷は(内側側副靭帯を再建する)トミー・ジョン手術を受けた後、2019年はピッチャーとして試合に出場しなかった。

ただ、順調にいけば、今年は300万ドルで契約した年俸は、2023年のシーズン終了後にフリーエージェント(FA)になるときには、3000万ドルを超えると見込まれている。

編集=木内涼子

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