選考に残る、海外就職「英文履歴書」5つのコツ

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コロナを契機にリモートワークが進み、場所を問わず採用試験や仕事ができるようになりました。なかには、転職先として海外に目を向けている方もいるのではないでしょうか。

このコラムでは、前々回より「海外就職」をテーマに、8年以上にわたり日本とアメリカを行き来しながら様々な多国籍企業で働いてきた筆者が、自身の体験をもとに海外や外資系企業で働くチャンスを得るためのポイントを紹介しています。

今回は、「ネットワーキングの構築方法」「カバーレターの書き方」に続き、「英文履歴書・レジュメ」についてです。私が海外転職で実際に提出した履歴書を事例としてお見せしながら、5つのポイントについてご紹介します。

英文履歴書・レジュメとは?


英文履歴書・レジュメは、カバーレター同様、書類選考で提出する書類の一つです。日本の履歴書同様、職歴やスキルを記載するものですが、日本のように特定のフォーマットは用意されておらず、それぞれがWordやIllustratorなどを用いて自由に作成します。

書式や規格が定められていないため、個性を出しやすいというメリットはありますが、初めて作成する方にとってはハードルが高いのではないでしょうか。また、自由と言っても押さえるべきポイントはあり、効果的なアピール方法は存在します。最近では、英文履歴書を確認するのは必ずしも人間ではなく、ソフトウェアが一次スクリーニングをしているケースもあるため、ヒットしやすいキーワードを盛り込むなどのAI対策も必要なのです。

英文履歴書の最大の目的は、選考の次のステップ(多くの場合は面接です)に呼んでもらうこと。そのためには、採用担当者に関心をもってもらわなければいけません。日本語の履歴書を単に英語に訳するのではなく、選考を突破するための履歴書づくりを行いましょう。

選考を突破する英文履歴書5つのコツ


「英文履歴書・レジュメ」で、ポジティブかつ強い印象を与える5つのポイントを、私が実際に海外転職で使用した下のレジュメ(参考レジュメ)に沿って解説します。

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文=伊藤みさき 構成=竹崎孝二

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