父親らの「搾取」主張するブリトニー・スピアーズ、引退を検討か

ブリトニー・スピアーズと、マネージャーのラリー・ルドルフ(Photo by Kevin Mazur/WireImage))


裁判所は6月30日、スピアーズが昨年11月に申し立てていた、父を後見人から外してほしいとの訴えを退けた。一方、スピアーズの資産を管理する共同後見人として裁判所が指名した資産管理会社ベッセマー・トラストは先ごろ(裁判所での彼女の証言を受け)、後見人の立場を退きたいとして、裁判所に申し立てを行っている。
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活動はすでに休止中


スピアーズが最初のレコーディング契約を結ぶのを助け、その後も長年にわたって彼女のキャリアを支えてきたルドルフは、無期限で活動を休止すると聞かされたおよそ2年半前から、彼女とは話をしていないという。

裁判所がスピアーズに成年後見人制度を適用したのは、2008年。メンタルヘルスが危機的な状態にあることが、公の場での行動によっても示されたことがきっかけとなった。

当初は後見人が管理することで、スピアーズの状態は公私ともに改善しているとみられた。複数のアルバムをリリースし、長期にわたってラスベガスでレジデンシー公演を行い、オーディション番組「Xファクター」の審査員を務め、抱えていた負債を清算。さらに、資産を6000万ドル(約66億5000万円)以上に増やしていた。
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ロサンゼルスでの「ブリトニーに自由を(Free Britney)」運動(6月23日)(Photo by Rich Fury/Getty Images)

スピアーズが後見人制度の適用を解除してほしいと訴え始めたころから、ファンやその他のミュージシャンたちの間では、「ブリトニーに自由を(Free Britney)」運動が広がっている。また、一部の政治家らも最近になり、米国の成年後見制度についてより明らかにする必要があるとして、当局に関連情報の開示を求めている。

編集=木内涼子

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