米エンタメ情報サイト、デッドライン(Deadline)が報じたところによると、スピアーズのマネージャー、ラリー・ルドルフは7月5日、彼女の共同後見人である父ジェイミー・スピアーズとジョディ・モンゴメリーに宛てて書簡を送付。その中で、自身の業務は「もはや必要とされていない」と述べている。
スピアーズは自身に適用されている成年後見制度の解除を求め、裁判所に申し立てを行っているが、ルドルフはこれには関与していない。最後にスピアーズと話をしたのは2年半ほど前で、彼女はそのときすでに、無期限で活動を休止する考えを示していたという。
そして、「ブリトニーが正式に引退する意向を表明していることを知った」ことから、自身もマネージャーを辞任する考えを表明したと説明している。
スピアーズは13年にわたって成年後見制度の下に置かれ、生活と仕事の両面を後見人である父親とその関係者らに管理されてきたという。父親の管理下に置かれている間は仕事をしないと明言したスピアーズは、2016年以降はアルバムをリリースしていない。また、2018年以降はライブを行わず、2019年初めからは完全な休業状態となっている。
「人生を取り戻したい」
スピアーズは6月23日、成年後見制度の適用の解除を巡ってカリフォルニア州ロサンゼルスで行われた裁判で証言。父親らの行動は「搾取」だとして、自身は結婚と出産を望んでいるにもかかわらず、避妊具の取り外しを認めてもらえないことや、意思に反して気分安定薬のリチウム(一般的には、双極性障害の治療薬として使用される)を服用させられていることなどについて、切々と訴えた。
「ただ、自分の人生を取り戻したいのです」「もう13年になります。もう十分です…このすべてが終わることが、私の願いであり、私の夢です」