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2021.07.07 07:00

ロビンフッドのミーム株制限で暗号通貨が急騰、取引所CEOが持論

Getty Images

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ロビンフッドなどの取引アプリが暗号通貨のサポートを拡大し、資金が流れ込む中で、今年はビットコインと暗号通貨への投機が爆発的に増加した。

ビットコインの価格は2021年に、いわゆるミームストックと呼ばれるテスラやゲームストップ、AMCとともに高騰したが、テック銘柄に投資家が殺到する中でフェイスブックの株価も上昇している。

29歳にして、115億ドル(約1兆2500億円)の資産を保有する暗号通貨取引所FTXの創業者でCEOのサム・バンクマン=フリードは、ロビンフッドなどの取引アプリがゲームストップなどのミーム銘柄の取引を制限した結果、暗号通貨市場に数億ドルもの資金が流れ込んだと指摘した。彼は今後、暗号通貨市場とメインストリームの市場の融合が進んでいくと予測している。

バンクマン=フリードはLaura Shinのポッドキャスト「Unconfirmed」に出演した際に次のように発言した。「暗号通貨と株の両方に興味を持つ人々が増えている。ロビンフッドなどのアプリがゲームストップ株の取引を制限した瞬間、何億ドルもの資金がドージコインに流れ込んだ。ミーム銘柄に投資する人々と、暗号通貨に投資する人々が同じであることは明らかだ」

今年1月、ロビンフッドはゲームストップ株に投資家が殺到したことを受けて、この銘柄の購入を制限していた。「ゲームストップ株を買っていた人たちと同じ人たちが、ドージコインを買っていた。そして、率直に言って、テスラやフェイスブックを買っていたのと同じ人たちが、ビットコインやイーサリアムを買っていたのだ」と、バンクマン=フリードは述べている。

ロビンフッドは、決済大手のペイパルなどと並んで、ここ数カ月の間にビットコインや暗号通貨のサポートを拡大した。同社は先日のIPOに向けた目論見書の中で、今年の最初の3カ月間の取引ベースの収益の17%が暗号通貨によるもので、そのうち34%がドージコインによるものだったと明かしていた。

2013年にジョークとして生まれたドージコインの時価総額は約370億ドルに達している。これに対し、ビットコインの時価総額は現在約6500億ドルだ。

「今後は暗号通貨がメインストリームに接近し、メインストリームも暗号通貨の側に接近していくだろう。株式と暗号通貨の両方に興味を持つ人が増えている」と、バンクマン=フリードは述べている。

編集=上田裕資

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