ビジネス

2021.07.05 16:30

起業家ランキングに選出 レブコムが創業初日から目指すもの


會田:僕らは創業初日から、時価総額1兆円を目指すと言っています。今後については、経営戦略として、1. MiiTelの機能拡大、2. 事業領域の拡大、3. プラットフォーム化、4. グローバル化の4つのパラダイムで考えています。MiiTelはあくまで1つ目のプロダクト。1兆円に何か意味があるか、というと、本質的な意味はないんですが、わかりやすい定量的な目標。僕は企業価値について、資本主義経済下では、「どれだけ企業が世のため人のためになるか。その結果としての売り上げや、期待感や社会的なインパクトが大きければ大きくなる数字」と考えています。だから、重要なんです。ただ、時価総額1兆円達成できたら、「(時価総額)10兆円でしょう」とか普通に言うと思いますけどね。

久保田:先日、會田さんの結婚式に出席したのですが、「世のため人のため」とスピーチで号泣されていました。僕もうるっときて、本当に一緒に伴走できてよかったな、と思いました。會田さんには、次世代を担う若者や子どもたちが憧れる経営者になってほしい。起業という選択肢が当たり前になる社会で、「僕、あの経営者、大好きなんだよね」という存在。心に響く言葉を出せる、かつ、それだけのスケール感がある起業家だと思いますから。


くぼた・まさや◎WiLパートナー。リーマン・ブラザーズ証券、バークレイズ証券の投資銀行本部を経て、2014年1月にWiL設立とともにパートナーとして参画。主な投資先は、メルカリ、hey、キャディなどがある。

あいだ・たけし◎RevComm代表取締役。三菱商事に入社し、自動車のトレーディング、海外市場での販売/マーケティング施策の企画・立案・実行、クロスボーダーの投資案件・新会社設立、M&A案件に従事。2017年7月にRevComm創業。

文=山本智之 写真=平岩 享

この記事は 「Forbes JAPAN No.081 2021年5月号(2021/3/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

タグ:

連載

私がこの起業家に投資した理由

ForbesBrandVoice

人気記事