Photo by Francois Nel/Getty Images

アラブ首長国連邦(UAE)は、新型コロナウイルスワクチンの接種率を上げるため、ワクチン未接種者に対して世界でも特に厳しい規制を導入した。

UAEは今週、ワクチンを接種していない首都アブダビの住民は、大半の公共施設への出入りが禁じられるようになると発表した。

同国では、ワクチン接種対象集団の93%が既に接種を終えている。それにもかかわらず、同国メディア室は複数のツイートを通し、ワクチン接種を推奨して住民の健康を守るために今回の規制を導入することを発表した。

ワクチン未接種者の公共の場への立ち入り禁止は8月20日に実施される予定だ。同市の住民は措置が実施されるまでの間、ワクチンを接種する時間が与えられている。

接種していない人は8月20日以降、公立・私立の学校や大学、幼稚園・保育園、ショッピングセンター、レストラン、カフェ、ジム、美術館・博物館、テーマパーク、リゾート施設、その他小売店への立ち入りを禁じられる。

ただし、主な例外にはスーパーや薬局など生活必需品を販売している小売店が含まれ、ワクチンの接種状況にかかわらず立ち入りが許可される予定だ。

メディア室によると、今回の指令はアブダビ非常事態・危機・災害委員会が承認したもので、16歳未満の子どもやワクチン接種を免除される正式な理由がある人は対象とならない。

UAEのワクチン接種率は世界で最も高く、米紙ニューヨーク・タイムズのデータによると接種済みワクチンの数は100人当たり156回分だ。完全に、あるいは部分的にワクチン接種を完了した人の数に関する最新データは共有されていないものの、英ロイター通信は同国が1500万回分を超えるワクチンを接種していることから、人口の77.1%ほどが完全にワクチン接種を終えていると推測している。

それでも、UAEの連邦当局は先日、より感染力が強いデルタ株に関連した感染者数と死亡者数の増加について警鐘を鳴らした。米ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、UAEの1日の新規感染者数は平均2100人をわずかに超える水準で、新規死亡者数は6人ほどだ。

翻訳・編集=出田静

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