ジェフ・ベゾス(Photo by David McNew/Getty Images)

アマゾンの重要な部門であり、クラウドコンピューティングサービス業界で屈指のシェアを誇るアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が、ヘルスケア分野へと大きな一歩を踏み出した。ヘルスケア業界のスタートアップを後押しするアクセラレーターを立ち上げたのだ。

AWSバイスプレジデントのサンディ・カーター(Sandy Carter)は、2021年6月21日付けの同社ブログで、「AWSヘルスケア・アクセラレーター・プログラム」を立ち上げると発表した。このプログラムは、「米国を拠点とするヘルスケア・スタートアップ、または、米国ですでに事業を展開中の海外ヘルスケア・スタートアップに提供されるもので、4週間にわたって技術とビジネスを学び、メンターから指導を受けられる」という。

カーターは、ブログでこう力説している。「AWSヘルスケア・アクセラレーター・プログラムの目標は、医療における4つの目標、つまり、『患者のより良い健康の実現』『患者・家族の満足度向上』『医療従事者の環境の改善』『不要な医療コストの削減と収益の改善』を達成できる革新的なソリューションを提供するスタートアップの育成と促進だ。AWSは、公共セクターのヘルスケア企業がデジタル・トランスフォーメーションを加速できるよう支援し、コンプライアンスに沿ったデータ駆動型のヘルスケア・ソリューションを追求できるようにしていく」

このアクセラレーター・プログラムは、定評のある小児科専門デジタルヘルス・アクセラレーター「KidsX」との提携によって実現した。まずはヘルスケア業界のスタートアップ10社を受け入れ、トレーニングや専門家の助言、ビジネスと製品開発に関するガイダンスなどを提供していく予定だ。

カーターがブログで語っているように、現在は、ヘルスケアのアクセラレーターを立ち上げるのには絶好のタイミングだ。ヘルスケア業界は一種の「アイデンティティの危機」のただなかにあり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックがそれを悪化させたのは言うまでもない。増大する医療費や、医療アクセスと公平な医療の問題など、システム的な問題が無数にある。

翻訳=ガリレオ

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