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I write about food tech and science.

(C)Hungryroot

人工知能(AI)は多くの業界で重要性を増しているが、食料雑貨(グローサリー)業界もそのひとつだ。店舗の棚の商品配置から価格調整まで、AIは、世界中の食料雑貨分野の店舗とサービスに影響を与えている。また、オンラインで買いものをする消費者が増え続けており、競争力を維持するための技術に目を向ける企業が増えているのに伴い、AIへの投資も増加しつつある。

AI対応食品配達サービスであるハングリールート(Hungryroot)は先ごろ、シリーズC資金調達ラウンドで4000万ドルを得たと発表した。7億5000万ドルと評価された同社は、AIとユーザーへの質問を使ってパーソナライズしたオンライン食料配達サービスを提供している。

同社は、今回調達した資金を用いてチームを拡大し、マーケティング、自動化技術、パーソナライズ・アルゴリズム、商品、レシピを強化する計画だ。

AIを活用した食品ショッピング


ハングリールートがほかのオンライン食品配達サービス会社と異なるのは、機械学習と予測モデリングを用いて、それぞれのニーズと目的に応じて顧客のカートに商品を入れる点だ。

同サービスにログインした顧客は、食習慣、食べものの好み、家族の人数などに関する調査を受ける。そうしたニーズに最も合うように、スマートアルゴリズムが毎週、カートいっぱいの新鮮な食品と簡単なレシピを提案する。

顧客は、いつでも注文内容を編集したり、好みを変更したりすることができるが、ハングリールートは自社の予測技術の正確性に自信を深めている。ほとんどの顧客は、食品を自分にかわって毎週選んでくれる同社をおおむね信頼しており、購入された全食品のうち、同社のアルゴリズムが選んだものは72%にのぼる。顧客がサービスを長く利用し続ければ、予測モデルはますます正確になっていく。

ハングリールートの創業者でCEOのベン・マッキーン(Ben McKean)は、「新たに調達した資金を活用して、毎週提供できる食品を、今後3年でおよそ300点から3000点にまで拡充する計画です」と話す。「さらに、新技術に投資してアルゴリズムと自動化技術を改良し、チームをいっそう強化し、マーケティング活動の規模を拡大していく予定です」

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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