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2021.06.22

【6月第3週資金調達まとめ】スマートロックサービスのビットキーが32億円調達


ネクストミーツ


調達額:10億円
調達先:非公開
備考:大手製薬会社、食品用生産設備設計会社、海外向け物流ソリューションなど、シナジーが見込める複数の企業から調達

卵や牛乳も不使用な植物性100%の代替肉を提供するスタートアップ。

チキンやハンバーガー、牛丼、焼肉、ハンバーグといった代替肉を提供している。

2020年12月には豊田通商とパートナーシップの基本合意を発表し、2021年3月にはテスラやビヨンド・ミートも入る世界のVegTech企業21に、日本企業として唯一選出された。

2050年までに世界中で全ての肉を代替することを目指している。

他にも代替肉専用のメディアサービスである「NEXT MEATS」も提示している。

2021年4月末時点で、大手製薬会社や食品用設備会社、海外向け物流ソリューションなどから約10億円の資金調達を完了。

今回の調達を通して、各社との連携によりネクストミーツの研究体制が強化され、代替肉の原料および製品のクオリティ向上はもちろん、生産効率やサプライチェーンの質の向上に努める方針だ。

GROUND


調達額:5億円
調達先:トラスコ中山
備考:資本業務提携 / シリーズCラウンド

庫内作業の自律型のロボット「PEER」などを提供するスタートアップ。

「PEER」は、庫内作業の“ピッキング”工程において、人と協働しながら作業支援を行う自律型のロボットだ。

操作方法はシンプルで初心者にも易しく、難しいトレーニングも不要。また、作業者がピッキングした商品をロボットが運んでくれるため、作業者の歩行数を大幅に低減でき、作業生産性を向上させることができる。

ロボットを導入することによる大規模な工事は必要ないため、短期間での導入を実現し、既存オペレーションにダウンタイムを発生させないことも特長だ。

2021年6月にはトラスコ中山と資本業務提携を締結し、シリーズCラウンドとして5億円の第三者割当増資を実施。

今後、同社が推進するコア事業の拡大と加速、トラスコ中山が掲げる新たな事業戦略である流通プラットフォーム“トラスコプラットフォーム”の構築支援を目的に協業していく。

また、事業拡大に向けた人材の積極採用や育成、物流領域における新しいテクノロジーのリサーチや開発体制の強化にも取り組み、包括的な企業価値向上に注力する方針だ。

シナモン


調達額:5億円
調達先:トラスコ中山
備考:資本業務提携

人工知能を活用した業務支援ソリューション「Flax Scanner」や「Rossa Voice」などを提供するスタートアップ。

「Flax Scanner」は契約書や履歴書、医療カルテや領収書などの文章を自動的に読み取り、データベースに組み込むプロダクトだ。

ニューラルネットワークと呼ばれる技術を用い、マシンによるディープラーニングを通じて、最終的には99%以上の精度で正確な読み取りを実現する。

また、同技術を応用したチャットボットの開発も行っており、今後も自然言語処理技術をもとに、国内外問わずに事業展開を行っていく。

2021年6月には、トラスコ中山から5億円の出資をうけ、資本業務提携を締結。今後、企業の成長戦略の核となる、データの自動蓄積を通じた事業成長の仕組み“ハーベストループ”と、顧客企業の要望を結びつけるシステムを強化していく。その上で、AI戦略デザインを通じて、顧客企業の持続的な成長を後押しする方針だ。

また、トラスコ中山に対して、日本のモノづくりを永続的に支えていくためのオープンな流通プラットフォームの創造を支援・推進していく。

文=STARTUP DB

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