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2021.06.22

【6月第3週資金調達まとめ】スマートロックサービスのビットキーが32億円調達


Telexistence


調達額:22億円
調達先:Airbus Ventures / グローバル・ブレイン / ディープコア / モノフル / 東京大学協創プラットフォーム開発
備考:ニュースに記載の合計金額より推計 / 2021-05-31の出資元と調達額をまとめて記載 / シリーズA2ラウンド / グローバル・ブレインはKDDI Open Innovation Fundより出資 / その他、国内外の複数投資家を含む

遠隔操作・人工知能ロボットの開発およびそれらを使用した事業を展開するスタートアップ。

同社の開発プロダクトのベースとなるのが、テレイグジスタンス技術である。これは、同社のco-founderである舘暲氏が1980年に提唱して、長年にわたって研究を重ねてきた概念である。

遠隔地のロボットのセンサー情報をオペレーターが受け取り、ロボットを自分の分身のように操作することが可能で、実際にその場所にいるかのような臨場感を味わえるのがこの技術の特徴である。

同社は、テレイグジスタンス(遠隔存在)技術、ロボティクス、通信、VR、触覚、AIなどさまざまなテクノロジーを駆使し、遠隔制御ロボットの開発を行っており、現在は、この技術を搭載した量産用プロトタイプ「Model H」の開発に取り組んでいる。

2021年6月にはモノフル、Airbus Ventures、グローバル・ブレイン、DEEPCORE、東大IPCに加え、複数の新規投資家を引受先とするシリーズA2ラウンドで約22億円の資金調達を実施。

調達した資金を基に、製品開発チームの拡大や、小売店舗・物流分野で広がりつつある顧客層への製品開発・導入の加速に活用する予定だ。

日本クラウドキャピタル


調達額:21億7000万円
調達先:Birdman / Macbee Planet / PE&HR / Sun Asterisk / VOYAGE VENTURES / いよぎんキャピタル / ちばぎんキャピタル / インベストメントLab / 加賀電子 / 大冨智弘 / 東急 / 菊池製作所 / 野村ホールディングス
備考:出資元はニュースから推測 / ニュースに記載の合計金額より推計 / 2020-11-13以降の出資元と調達額をまとめて記載 / エクステンションラウンド / その他、機関投資家と個人投資家を含む / 東急、菊池製作所、Macbee Planet、加賀電子、野村ホールディングスとは資本業務提携

日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスのプラットフォーム「FUNDINNO」を運営するスタートアップ。

「FUNDINNO」では、1口10万円前後の少額から、IPOやバイアウトを目指す企業の株式に投資することができる。更に投資後も、投資先企業からのIR情報を定期的に投資家に提供する。

他のクラウドファンディンサービスと違う特徴は、企業価値の上昇等による利益を長期的に狙える点だ。

同サービスは日本ではまだ新しい資金調達の手法を一般ユーザーにもわかりやすく、且つポップな形で広めている点で評価されている。

また、同社が運営するもうひとつのサービス「FUNDOOR」は、スタートアップの成長を支援するツールとして、資金調達に必須な事業計画の策定の効率化に貢献する。

2021年6月には野村ホールディングスを引受先とした第三者割当増資と資本業務提携を実施。本出資を含め、2020年11月から続く第三者割当増資のエクステンションラウンドをクローズしたことを発表。調達額は約21億7000万円、設立からの累計調達額は約35億9000万円となる。
次ページ > 庫内作業ロボットや人工知能活用の業務支援ソリューション

文=STARTUP DB

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