香港市場に上場するXtepの株価は、18日に5.6%上昇して13.16香港ドルをつけ、5月中旬から2倍以上の値上がりとなっている。
Xtepは、自社の株式に転換可能な債券をヒルハウスに販売することで、5億香港ドルを調達するとしている。また、子会社の Xtep Global も同様の取引によって、ヒルハウスから6500万ドルを調達する。これらの資金は、Xtepが2019年に買収したPalladiumやK-Swissなどのブランドの販売促進に用いられる。
Xtepの株価が2倍になったことで、同社を支配する丁家の保有資産は23億ドルに上昇した。同社の董事長の丁水波と2人の兄妹らは合計13億株を所有しており、その価値は22億ドルに達している。丁水波はさらに1億300万ドル相当の株式を保有している。
パンデミック後の経済回復が続く中で、中国人消費者のスポーツウェアへの支出は拡大している。Xtepは4月に、第1四半期の売上高が前年同期比で50%以上の増加になったと発表した。