配達員はシフト制で雇用
デントとファン・ベベレンは、Deliverooで働いてみた結果、配達をギグワーカーに任せるスタイルをとらず、社員として雇用することにした。「ギグモデルのデリバリーでは、スピードを出せば出すほど収入が増えるため、配達員が荒い運転をする場合が多い。しかし、当社は顧客のそばにフルフィルメントセンターを設置しており、配達員には労働時間に応じた賃金を支払っている」
Weezyの配達員らは有給休暇が取得可能で、社会保障の恩恵も受けられるが、フルタイムの契約ではなくシフト制で、柔軟な働き方が可能だという。これは、他の多くのデリバリー企業とは一線を画すシステムであり、当局が今後さらなる規制をギグ企業に加えたしても、Weezyはその影響を避けられる。
Weezyは、ロンドンやマンチェスター、ブライトン、ブリストルに20のフルフィルメントセンターを持っており、今後さらに多くの配達員を雇用していくという。同社は、年内に英国内のダークストアの数を90カ所に拡大した後、海外進出を行う予定だ。
同社は現在、シリーズAの調達資金で運営しているが、すでにシリーズBの準備を進めているという。「我々が話をしたすべての投資家が、デリバリー分野にかつてないほどの関心を抱いている。当社は常に、今後の資金調達を視野に入れている」とデントは話した。