マネー

2021.06.15 12:30

【6月第2週資金調達まとめ】クラウド人事労務ソフト提供のSmartHR、156億円の調達


Heartseed


調達額:40億円
調達先:東京大学協創プラットフォーム開発 / メディカルインキュベータージャパン / 慶應イノベーション・イニシアティブ / 三井住友トラスト・インベストメント / SBIインベストメント / ニッセイ・キャピタル / SMBCベンチャーキャピタル / メディパルホールディングス / 伊藤忠ケミカルフロンティア
備考:東京大学協創プラットフォーム開発は協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合を通じて出資
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iPS細胞由来の再生心筋により重症心不全患者の治療を目指す慶應義塾大学発スタートアップ。

現在心疾患が原因の死亡率は、がんに次いで死因第2位を占めており、急性の心筋梗塞や心不全などによって毎年多くの人々が命を落としている。

同社はこうした状況を打破し、重症心不全患者への再生医療を実現させるため、iPS細胞をもちいたアプローチに取り組んでいる。
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例えば安全性の高いiPS細胞の作製、iPS細胞から心筋細胞への分化誘導、心筋細胞の純化精製、心筋細胞の心臓への移植といった最新の技術を活用した取り組みを中心としている。

重症心不全患者の心臓に直接に移植する治療法も開発しており、こうした技術によって、従来であれば心臓移植でしか助からなかった患者の治療が可能になるという。

2021年6月には東大協創プラットフォーム開発、メディカルインキュベータジャパン、慶應イノベーション・イニシアティブ、三井住友トラスト・インベストメント、SBIグループ、ニッセイ・キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタル、メディパルホールディングス、伊藤忠ケミカルフロンティアを引受先とした第三者割当増資により、総額40億円のシリーズC資金調達を実施。

調達した資金は、HS-001の臨床試験、次世代開発品の非臨床試験、製造技術開発費用等に充当する予定だ。

SUPER STUDIO


調達額:18億円
調達先:BEENEXT Capital Management / Pavilion Capital / SMBCベンチャーキャピタル / みずほキャピタル / アカツキ
備考:BEENEXT Capital ManagementはALL STAR SAAS FUNDを通じて出資 / アカツキはHeart Driven Fundを通じて出資

D2C顧客体験型ECプラットフォーム「ecforce」を提供するスタートアップ。

「ecforce」は、主にD2Cブランドのビジネスに合わせたオンラインネットショップを、簡単に開設できるECプラットフォームだ。

受注や顧客の管理、マーケティング戦略など、ビジネスモデルを実現させるための機能が多く備わっており、ショップの売り上げを最大化することができる。

さらに、ECプラットフォームの提供だけでなく、商品の企画から決済までを支援するソリューションサービス「ecforce teams」等も提供しており、企業のECシフトを多方面からサポートしている。

2021年6月には、ALL STAR SAAS FUNDやSMBCベンチャーキャピタル、アカツキなど計5社を引受先とする第三者割当増資により、18億円の資金調達を実施。

今回調達した資金は、人材採用やマーケティング等に充当する方針で、さらにサービス展開を加速させていく。
次ページ > 通話SNS運営やパブリックブロックチェーン開発

文=STARTUP DB

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