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たとえ証明書を持っていても、実際には接種が完了していない可能性があることも、認識しておくのが賢明だろう(偽造の証明書が出回っていることは、すでに確認されている)。

寄港するクルーズ船が多いフロリダ州では5月初め、企業がワクチンの接種状況を尋ねることが禁止された。違反した企業には、罰金が科せられる。テキサス州でも6月7日、同様の法律が施行された。

マイアミヘラルド紙によると、ロイヤル・カリビアンは当初、乗客全員にワクチン接種証明の提示を求めていたが、その後、米国から出航するクルーズ船については「接種を推奨する」に変更している。

変異株の「格好の標的」


北米で現在、主に感染が広がっているアルファ(英国)型変異株と、感染者が急増しているデルタ(インド)型変異株はどちらも、「従来型」の新型コロナウイルスより感染力が強い。感染者の入院率、死亡率も高いとみられている。

そして、クルーズ船が到着する都市のワクチン接種率は、米国に比べて相当に低い可能性がある。つまり、接種を受けずに乗船する人は自分自身だけでなく、寄港地のコミュニティーにも危険をもたらす恐れがある。

クルーズ船で旅行に行こうとするワクチン未接種の人は、率直に言って、旅先で流行している可能性があるより強力で有害な変異株にとっての、「格好の標的」だ。従来型の株がそうだったように、船内に変異株が存在していることも、もちろんありうる。

編集=木内涼子

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