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Srinrat Wuttichaikitcharoen / EyeEm / GettyImages

植物性代替肉を手がける米フードテック企業、シミュレート(SIMULATE)は、シリーズBラウンドで5000万ドル(約55億円)を調達した。ネット掲示板「レディット」の共同創業者、アレクシス・オハニアンのベンチャーキャピタル企業がラウンドを主導し、オハニアンは同社の取締役にも就任した。

シミュレートは植物由来のチキンナゲットブランド「ナグス(NUGGS)」で知られるスタートアップ。原料に高機能の大豆タンパクを用いたナグスは、一般的なチキンナゲットよりもタンパク質は25%多く、脂肪は40%少ない、コレステロールゼロのヘルシーなナゲットだ。

ナグス(シミュレートの旧社名でもあった)は、シリアルアントレプレナーで、フォーブスの「30歳未満の30人」に選ばれたこともあるベン・パスターナク最高経営責任者(CEO)によって2019年夏に立ち上げられた。以後、植物性ナゲットブランドとしては指折りの急成長を遂げ、米国ではウォルマートやターゲット、ホールフーズを含む5000店舗以上で販売されている。

今回の資金調達ラウンドには、主導したオハニアンのセブン・セブン・シックス社のほか、投資家のクリス・サッカとクリスタル・サッカ、NOMOベンチャーズ、カナダでのナグスの生産・販売で提携しているマケイン・フーズ、イマジナリー・ベンチャーズ、デイ・ワン・ベンチャーズなどが参加した。

パスターナクによると、新たに調達した資金は新製品や新技術の開発加速、チームの増員、製造設備の増強のほか、フードサービス業界、なかでもマクドナルドのようなファストフードチェーンの開拓などに充てる計画だ。

代替肉メーカーの米インポッシブル・フーズや植物性アイスクリームメーカーの米エクリプス・フーズなどにも投資しているオハニアンは、「わたしたちはより持続可能なフードシステムを求めている」と述べ、植物由来の肉を含む代替肉の市場は今後数年間、非常に大きな成長余地があるとの見方を示している。

編集=江戸伸禎

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