求職活動の人脈作り 必死だと思われないためにすべきこと

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最初の連絡で求職活動について話さないこと


最も偽りのないネットワーキングは目的がないものだ。相手との共通点が仕事でない限り、仕事については話さないこと。元同僚と連絡を取る場合は、過去の雇用主について耳にしたことについて言及してもおかしいところはないが、それから話を変えて一緒に働いていたときからこれまで何をしてきたかを説明し、その流れで現在は求職活動をしていると知らせたい気持ちは抑えること。

すぐに就職活動の話を持ち出さなければならない場合は?


ここに挙げた方法で人脈作りに取り組んでいなかったが、面接は明日に迫っていて、ずいぶん前に連絡を取らなくなった知り合いがその会社で働いていることに気付いてしまったなど喫緊のニーズがある場合、残念だが今すぐ誰かとの関係を自然に再開することはできない。

その場合はいちかばちかで連絡を取り、これまでしばらく連絡していなかったことを謝って頼みごとをするしかないだろう。

ネットワーキングに対する反応は人それぞれだ。しばらく話していなかったのにいきなり連絡が来て頼みごとをされるのを何とも思わない人もいるかもしれないが、嫌がる人はいるだろう。私は長い間、人材採用に関わってきたことから、売り込みを受けることには慣れている。

友人だと思っている人から頼みごとがあるときにしか連絡が来ないことを快く思うわけではないものの、ネットワーキングに苦戦する人が多いことを私は知っているのでそれほど嫌だとは思わない。

ただ、一部の人はそれほど寛容ではなく、返事をしないかもしれない。また、返信をくれて今は助けてくれても、あまり良い気分はしない人もいるかもしれない。

相手の反応は予測できないが、あなたの方では連絡を絶やさないようにすることで、次はもっとうまくやることを固く心に決めることができる。

誰かから助けてもらえたら、求職活動がどうなったかを知らせること。支援してくれなかった人にも、今回は特に目的がない内容で再度連絡を取る。こうして、何か必要なときだけ連絡してくる人ではなく連絡を取り続ける人になること。

翻訳・編集=出田静

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