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Forbes JAPAN Web編集部


新星「DREAMBEER」誕生


大手が競争を繰り広げる一方で、他社とは毛色の異なる会員制ビールサービスを手掛けるのが「DREAMBEER(ドリームビア)」だ。なんと100銘柄のビールを扱うという。

ドリームビアは、会員制ビール事業のアイデアを2019年に考案し、20年3月に創業した。大手2社に次ぎ、この5月から会員登録の受け付けを開始している。

DREAMBEER
提供:DREAMBEER

先に挙げた2社のように、独自のビールを持つわけではない。配送する点では同じだが、特筆すべきは、全国50の醸造所のクラフトビール100銘柄を取り扱うところだ。

ドリームビアの担当者は、「自社開発した家庭用の本格レンタルサーバーで、全国の醸造所のビールを、まるで旅するように楽しめる」と差別化ポイントを語る。

ビールメーカーではなくプラットフォーマーだからこそできる、醸造所の垣根を超えたサービス設計だ。

醸造所の救世主


ドリームビアの事業は、醸造所にとっても大きなメリットがある。

醸造所の多くは、コロナ禍で飲食店向けの消費も期待できない状況が続いている。ビールは賞味期限も短いため、廃棄も出ているという。

同担当者は「人員も限られ、通販などの新しい販路へ挑戦しても、大きくスケールさせるのは非常に難しい」と話す。

ドリームビアに参画することで、こうした地方の醸造所が抱える課題解決にもつながる。全国の家庭に、直接届けることができるという、個々の醸造所では難しいセールス展開が可能になるのだ。

「会員制」という仕組みは、ビール廃棄の問題解決にも一役買う。

「ユーザー数に応じて、ある程度消費量を予測でき、継続的に安定した(醸造所への)発注が可能になる。醸造所にとって生産計画が立てやすい」と担当者はドリームビア参画のメリットを説明する。まさに、苦境の醸造所にとっては、救世主のような存在だ。

ドリームビアは、月2本、3リットルで7040円(税込)から利用できる。9月に提供を開始し、5か年計画で25年までに会員10万人を目標にしている。

文=露原直人

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