雇用されている間に求職活動を行う6つのコツ

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誰もが「求職活動自体がフルタイムの仕事だ」という決まり文句を聞いたことがあるだろう。しかし、集中力があり物事を整理できる人ならばそうなる必要はない。真剣に現状を変えたい場合、転職先の調査に割く時間を毎週確保しておくことが重要だ。

働きながら新たな仕事を探すことは難しいことかもしれないが、現在の雇用主に分からないよう敬意を持って就職活動をすることは可能だ。ここでは、そのコツを紹介する。

1. 社内異動を考える


転職を考えているときはまず、不満を持っているのが会社なのか職務なのかを考えるべきだ。現在の環境には満足している場合、社内の他の職務を考える価値があるかもしれない。現在の仕事で不満を感じることについて考え、それを変えれば状況が改善するかを考えよう。

遠隔勤務とオフィス勤務を組み合わせれば状況が改善するだろうか? 他の機能分野に異動することも可能かもしれない。現在の状況をより楽しく、やりがいのあるものにするためできることを考えよう。会社の価値観がもはや自分の価値観に沿っていない、または成長の機会がないという結論に達したら、社外に目を向けるべきだ。

2. 厳格なスケジュールを立てる


転職することを決めたら、次のステップは賢く予定を立てることだ。就職活動のための時間を毎週カレンダーに確保しよう。これにより集中力を維持でき、運動や読書、友達と会うことなど人生の他のことのための時間も十分確保できる。

どの時間帯でもよいので、やる気を感じる生産的な時間を確保すること。朝型の人は、転職活動に集中するための時間を毎日仕事の前に1時間確保し、夜型の人は就寝前の1時間を使って入社したい企業について調査すること。

3. ソーシャルメディアを活用する


ソーシャルメディアは多くの候補者が過小評価しているが、近年貴重な求職活動のツールとなった。

就職支援サービス企業ライブキャリア(LiveCareer)は、人材採用関係者や人材を必要とする管理職を対象に調査を行った。それによると人材採用関係者の68%が、求職者には2021年、リンクトインのプロフィールが必要だと答えていた。

関心がある企業についてソーシャルメディアを通して理解を深め、会社の意思決定者を特定しよう。投稿にコメントしたり、価値のあるコンテンツを投稿したりして、自分をソートリーダー(思想的指導者)として確立する。

目指している企業で働く人にメッセージを取り、送る文面はあなたの状況が分かるようカスタマイズしよう。返事が来たら、相手についてもっと理解し会社の文化について学ぶため、電話会議を設定する。

求職活動でソーシャルメディアを使用する際に大事なのは、偽りのない関係を作り育てることだ。プライバシー設定を更新し、ネット上に職務経歴書を掲載する際にアイデンティティーを隠すサービスを使って、現在の雇用主に分からないようにすること。
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翻訳・編集=出田静

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