数字で見る「アスリート長者番付」、上位50人はいくら稼いだ?

ダック・プレスコット(Max Faulkner/Fort Worth Star-Telegram/Tribune News Service via Getty Images)

ダック・プレスコット(Max Faulkner/Fort Worth Star-Telegram/Tribune News Service via Getty Images)

フォーブスは先ごろ、今年5月1日までの12カ月間に最も高額の収入を得たアスリートの上位10人を発表。それに続いてこのほど、世界で最も稼ぐスポーツ選手50人の全ランキングを公表した。

最新のリストに入った選手たちは、総額およそ27億6000万ドル(約3020億円)を稼いでいた。新型コロナウイルスのパンデミックが続く中、50位までの年収の合計額は、2019年に記録した過去最高額を1億5000万円以上上回っている。

以下、その最新のリストから、注目すべきいくつかの数字を紹介する。

0:「世界で最も稼ぐスポーツ選手」50人に入ったメジャーリーグ(MLB)の選手の数。ナショナルホッケーリーグ(NHL)、ナスカー(Nascar)の選手もゼロだった。

4:1年間の収入の総額が1億ドルを超えた選手の数。

8:リストに含まれる競技の数。それぞれのスポーツでランクインした選手の数は、次のとおり。

アメリカンフットボール:18人、バスケットボール:13人、サッカー:8人、テニス:4人、ゴルフ:3人、フォーミュラ1:2人、ボクシング:1人、総合格闘技:1人

15:今回初めてランク入りした選手の数。

16:リスト入りした選手たちの出身国の数。米国人は34人がランク入りしたが、他に2人以上の選手がリストに入った国は、フランスのみだった(サッカーのキリアン・エムバペとポール・ポグバ)。

31:最新のリストに入った選手たちの平均年齢。最年少は22歳のキリアン・エムバだった。テニスの大坂なおみとレーシングドライバーのマックス・フェルスタッペンは、ともに23歳。

40歳以上の唯一のアスリートには、ゴルフのフィル・ミケルソン(50)とタイガー・ウッズ(45)、アメリカンフットボールのトム・ブレイディ(43)がいる。

3万5060ドル:この1年間にロジャー・フェデラーがテニスの試合で獲得した賞金。それでもフェデラーは、7位につけている。スポンサー料と出演料などにより、およそ9000万ドルを稼いだ。

ゴルフのタイガー・ウッズ(12位)も同様に、競技とそれ以外の収入に大きな差があった。獲得賞金が約19万ドルだった一方、競技以外でおよそ6000万ドルを稼いでいる。

3400万ドル:今回の番付の最下位(48位タイ)の年収。2019年に記録した50位の年収の最高記録(3170万ドル)を更新した。50位の年収はこの10年ほどで、約55%増加している(2012年は2200万ドル)。
次ページ > 大坂なおみは前年の40億円から大幅に増加

編集=木内涼子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事