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現在も続く半導体不足により、北米全域で自動車数十万台が減産される事態になっている。車載コンピューターやインフォテインメントシステム、さらにはアンチロック・ブレーキや横滑り防止といった重要な安全機能に欠かせない半導体は、2021年のほとんどを通じて世界中で供給不足に陥っている。

自動車メーカーにとって破滅的とも言えるこの状況は、複数の要因が組み合わさって生まれたものだ。たとえば、日本で起きた自動車向け半導体工場の火災や、スエズ運河で起きたコンテナ船「エバーギブン」の悪名高い座礁事故によるサプライチェーンの逼迫などが挙げられる。

半導体のプラスチック製造には石油が用いられるため、2021年2月にテキサス州を襲った大寒波で生じた石油不足も、この問題を悪化させた。また、パンデミック初期の自動車需要の低下を受け、自動車メーカーの多くは半導体の注文をキャンセルしていたが、それもいまとなっては悔やまれる判断だった。

「カー・アンド・ドライバー」はこのほど、北米の自動車メーカーが半導体不足の影響をどれほど受けているかに関するオートフォーキャスト・ソリューションズ(AutoForecast Solutions)のリポートを報じた。今回の半導体不足により、フォードは34万6616台の減産に踏み切り、ゼネラルモーターズは総生産台数を27万7966台削減した。

半導体不足の影響を最も受けたモデルという点で見ると、トップは「フォード・Fシリーズ」のピックアップトラックで、生産予定台数は10万9710台減少している。「ジープ・チェロキー」は9万8584台の減産が予定され、「シボレー・エクイノックス」は8万1833台の減産となっている。

残念ながら、インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は5月31日、半導体不足の解消までには数年を要する可能性があると述べた。苦境に立つ自動車メーカーにとっては、トンネルの先にいまだ光は見えていない状況だ。

半導体不足による自動車の推定減産数(2021年5月時点)


翻訳=梅田智世/ガリレオ

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