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競合のViasatはスターリンクの停止を要求


スペースXは、今後打ち上げる3000基の衛星について、運用軌道高度を約1100kmから約550kmに修正することを申請していたが、先月FCCはこれを許可した。その書類の中で、FCCはViasatによるNEPA違反への懸念についても触れ、環境レビューが不要であると結論付けた。

「提起された問題は環境アセスメントの実施を正当化するものではない」とFCCは述べている。FCCは、スペースXは衛星の明るさを抑える取り組みをしており、天文学者や世間の懸念をある程度払拭できるとしているが、効果はまちまちのようだ。

FCCは、「今後も状況とスペースXの取組みをモニタリングしていく」と述べ、スペースXに対して天文学者など、影響を受けている人々と連携していくよう求めた。

しかし、ViasatはFCCに対して環境レビューが完了するまでスペースXによるスターリンク衛星の打ち上げを全て停止するよう求めている。

SpaceNewsの報道によると、Viasatは5月21日に提出した書類の中で、次のように述べた。「FCCは、NEPAによって義務付けられている環境レビューの実施を怠り、バイデン政権が掲げる科学的アプローチを尊重しなかった」

Viasatは、FCCが6月1日までにスペースXに対する認可を再考すると同時に、大気圏で大量の衛星が燃えることによって引き起こされる問題を調査しない場合、コロンビア特別区の裁判所に上訴すると述べた。

Viasatの動きがどのような結果をもたらすかは現段階では不透明であり、FCCがスターリンクやアマゾンのProject Kuiperなどのメガコンステレーションに対して環境レビューを行うかは不明だ。FCCは、スターリンクに環境懸念はないという姿勢を貫いており、今後の展開は裁判所の判断に委ねられることになる。

編集=上田裕資

スペースx宇宙

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