ビジネス

2021.05.31

グローバル決済のフィンテック「Flywire」が上場、時価総額4000億円に

Getty Images


FlywireのIPOは、フィンテック分野の活況を示している。CB Insightsのデータによると、今年の最初の3ヵ月間にIPOを果たしたフィンテック企業は、11社という記録的水準に達していた。企業のデビットカードやクレジットカードの発行を支援するフィンテック企業Marqetaは、5月中旬に上場申請書類を提出し、2020年の売上が2億9000万ドルに及んだことを開示した。

ただし、Flywireと直接的に競合する企業の多くは、今も非上場のままだ。オンライン決済処理会社のストライプ(Stripe)は、世界で2番目に企業価値が高い非公開企業となっている。また、かつてはTransferWiseという企業名だったWiseは毎月64億ドル規模の、国際送金を処理している。

今から11年前にFlywireに出資したSpark CapitalのパートナーのAlex Finkelsteinは、「この会社の前途には巨大な可能性が広がっている」と述べた。

文=Eliza Haverstock&Margherita Beale 編集=上田裕資

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