「コロナの武漢起源説」が再燃、著名科学者らが調査呼びかけ

中国科学院武漢ウイルス研究所(Feature China/Barcroft Media via Getty Images)


バイデン政権もラボからの漏洩説を検証


バイデン大統領は26日、情報機関のウイルスの起源についての見方が、「2つの可能性のあるシナリオにまとまった」と発表し、そこには実験室からの漏洩説と野生動物から人間への拡散説が含まれると述べた。大統領は、今後90日間で最終的な結論を出すよう関係者に要請した。

トランプは昨年、パンデミックへの対応で彼の政権が非難される中、その責任を中国に転嫁しようとした。彼は、コロナウイルスを「チャイナ・ウイルス」や「カンフルー(中国武術のカンフーとインフルエンザを組み合わせた造語)」と繰り返し呼んでいた。しかし、トランプがその主張を展開し始めたのは4月以降のことで、1月と2月には、中国と習近平国家主席を何度も称賛していた。

ワシントン・ポストは5月25日の記事で、「トム・コットン上院議員の主張が正しかったことが判明すれば、彼は歴史書に名を残すことになるだろう」と書いた。

編集=上田裕資

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