視野を広げ、リーダーとして成長 5つの簡単なステップ

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複雑なタスクに圧倒されてしまった時や、やることがあまりに多くどれから手を付けたらよいかわからない時は、自分の視野を広げると役立つかもしれない。広い視野を持つことで、仕事が明確になり、さらにリーダーとしての能力を高めることができる。以下に、視野を広げるための5つのステップを紹介する。

1. 仕事から離れる


仕事に行き詰まったり、思考が堂々巡りを始めたりした時は、今していることを中断すること。できれば物理的に場所を移し、違う環境に身を置くとよい。

とはいっても、仕事を放棄するわけではなく、頭を休ませるだけだ。リーダーにも休みは必要であり、これは頭をリフレッシュさせる時間となる。

2. 深みにはまらず、自由に考えを巡らせる


仕事中でなくても、仕事のことを考えてしまうことがある。それまでやっていたことについて考え続けないようにしよう。行き詰まっている時は、やろうとしていたことばかり考えるとフラストレーションがたまるばかりで、何も生み出さない。

頭に浮かんだ別のことについて、自由に考えよう。充実した前回のチームミーティングのことを考えてもいいし、外にいる時は日光浴を楽しんでもよい。来週家族と出掛ける予定の湖のことなど、楽しいことを考えよう。リーダーは自分が暮らしている世界を楽しみ、行き詰まった時でもその世界は変わらないことを心得ている。

3. 仕事に戻り、全体像を見渡す


すべてが大丈夫だと確認できれば、より良い精神状態で仕事に戻れる。その際には、仕事を中断した時点に戻るのではなく、全体像を見渡すようにしよう。

例えば、運用や施行、保持が難しいように思える方針を立てようとしていたなら、そもそも何を成し遂げようとしていたのかを自問してみる。「目標は何?」と自分に問いかけること。

4. 同僚と協力する


同僚と話すのも、視野を広げるのに大いに役立つ。リーダーシップは、何もないところから生まれるものではない。自分とは違ったものの見方をする人の見識を得る必要がある。思考の違いや多様な考え方が、今の仕事や課題に対する見方を改善してくれる。

厄介な問題を一人で抱え込む必要はない。同僚の助けを得てもよく、そうするべきだ。リーダーは、他の人々と協力することの重要性を心得ている。

5. 再び仕事に集中する


他人の考えやアイデアを使って、今の仕事に対する考え方を見直そう。すると、これまでとは違った角度からものを見られるようになるかもしれない。リーダーは、新たな情報や知識を取り入れることで、仕事の改善と明確化につなげる。

視野を広げるためには、いったん手を止めて、別のことに頭を切り替えること。そして仕事に戻ったら、より大局的な観点から仕事を見直す。同僚と話すことで思考を明晰(めいせき)にし、再び仕事に集中しよう。

編集=遠藤宗生

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