キャリア・教育

2021.05.28 08:30

ちょっとだけ、お金のことを考えると見えるもの。「避けられぬリスク」と「人生の楽しみ」


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人生の目標と目先の楽しみがみつかる


さて、それでは頭に浮かんだやりたいことを書き出してみましょう。

海外旅行などの家族での楽しみもあれば、自身のキャリアアップのための勉強や趣味などもあるかと思います。

以前、こんなことがありました。将来のやりたいことを夫婦で共有した結果、点と点のように思えていた別々のことが繋がったのです。

ご主人は「いずれ独立して日本のキャッシュレス化を後押しするビジネスをやりたい」という中期的な夢。一方、奥さまは「毎年、海外旅行に行きたい」という短期的な夢を持っていました。

そこで私は「キャッシュレス化の進んでいる国へ旅行に行く」というアイデアを提案したのです。これなら、ご主人にとっては将来のビジネスに必要なリサーチとなり、奥さまにとっては夢そのものを叶えられますよね。

人生を俯瞰しながら、夢につながるチャレンジやライフイベントを明確なイメージへと発展させていくことが大切です。ちなみにこのご夫婦、次はインドやスウェーデンなどが候補として上がっているそうです。

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人生の危機に気がつく


さて次は、少し気が重いですがやらなければいけないことを時系列で並べてみてください。

1年ごと、できれば年度(4月〜3月)毎がオススメです。それぞれについて何歳の年度で実現するのか。

例えば、子どもの受験や入学、車の買い替え、毎年の帰省、親の年齢から介護を想定するなど。

家族がいる方は、自分の年齢の下に家族の年齢を書き込むことをお勧めします。それにより、子どもが成人するタイミングでの自分の年齢や、自分と親の年齢の比較などから、将来のイメージがさらに湧きやすくなります。

書き出していくと、イベントがいくつも重なっていたり、支出が大きくなる恐れのある年齢が見えてきます。そこに必要なお金を書き加えてみてください。

生活費の様に一生必要になるお金もあれば、子どもの教育費など、ある一定期間のみ必要となるお金もあります。車の買い替えなどは5年毎など間隔があいていることでしょうし、旅行などの夢に使うお金は人それぞれの頻度で発生します。

手元のお金が十分でない時期があれば、借り入れが必要になるなどピンチに陥ってしまいます。前述した「人生の目標と目先の楽しみ」であるライフイベント・やりたいことについては、危機を回避しながら実現可能なタイミングを考え直す必要が出てくる場合も。

こうしてたどり着いたものが『ライフプラン』と呼ばれるもの。私が普段、情報を見える化してお客さまへ提供している無料サービスの一つです。

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文=立川健悟

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