ちょっとだけ、お金のことを考えると見えるもの。「避けられぬリスク」と「人生の楽しみ」

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ところで、最新の平均寿命をご存知でしょうか?

厚生労働省による令和元年の公表では、男性が81.41歳、女性が87.45歳となっており、いずれも過去最高となっています。仮に60歳で定年を迎えた場合、平均するとその後20年以上もの老後生活が待っていると解釈できます。(参照元:厚生労働省「令和元年簡易生命表」)

現役時代に引退後の生活への準備ができておらず、また引退後も現役時代と同じ感覚でお金を使ってしまい困ったことになった人を、私は何人も見てきました。

現役時代のライフプランの見える化は、その将来の生活に向かって変化しながら進んで行くための気づきにもなると考えています。

ここまで振り返っていただいていかがでしょうか。少しご自身の将来についてイメージが湧いてきたのではないでしょうか。

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次回は「これからの人生で“あなた”が稼ぐお金」についてお話します。

今回イメージしていただいた「ライフプラン」は実現できるのか?収入と支出のバランスを一緒に確認していきましょう。

正直、お金を軸とした「ライフプラン」の実現の可能性について考えるのは不安です。30代前半の頃の私のように、不安に感じるからこそ、考えてこなかった人もいるのではないでしょうか。

それでも今では、もっと早く知っておけばと感じています。

「見える化」によってご不安になられる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、将来を見据えて今から色々と我慢しましょうということではないのです。

少しでも今を楽しく生きるため、お金の捉え方を変える。それによって今使えるお金が増える人も少なくありません。

自分に合った「お金の捉え方」を身につけること。ゴール設定からの的確な意思決定による、ライフプランとキャリア設計の加速を実現できます。

引き続き、一人でも多くの方のチャレンジを後押しできるよう全力で取り組みますので、どうぞご期待ください。


(次回へ続く)



立川 健悟
立川 健悟(たつがわ けんご)◎1980年広島県生まれ。ライフプランナー。2003年にグラフィックデザイナーとして広告制作会社へ入社。11年、不動産ITベンチャー企業へ営業として転職し、主に法人開拓の業務に従事。後に執行役員として東証マザーズ上場。19年より現職。オンライン相談を活用し、お客さまの「人生のValue up」のお手伝いをしている。


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文=立川健悟

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