同社は5月24日の公式ブログで、無料の高品質ストレージの終了が、利用者にどのような影響を及ぼすかを明確にし、ストレージの消費量を効果的に管理するための新たなツールを紹介した。
このツールは、ストレージの残量を表示するだけでなく、これまで不可能だった方法で不要なコンテンツを発見し、削除することを可能にする。
Googleフォトのアプリ内に表示される「ストレージの管理」ボタンをタップすると、不鮮明な写真、スクリーンショット、容量が大きな動画など、削除候補となるファイルが表示される。
ただし、このツールで表示されるのは、Googleアカウントのストレージ制限にカウントされる写真や動画のみで、以前の無料プランでアップロードされたものを削除するよう促されることはないという。
グーグルはまた、これまで「高画質」と読んでいたモードの名称を「ストレージセーバー(保存容量の節約画質)」に変更する。これは、写真やビデオを撮影時のフルサイズで保存する「元の画質」モードと比較して、必要なストレージ容量が少ないことを強調するためだという。
同社は、この変更によりストレージのオプションが「ユーザーにとって理解しやすくなった」と主張している。正直なところ、「元の画質」と「高画質」の違いは即座に理解できるものではなかった。
しかし、「高画質」という名称が誰にとっても十分なクオリティを連想させるのに対し、「ストレージセーバー」という名前は、スペースを節約するための低品質のオプションのように感じられるだろう。その結果、ストレージセーバーを選択することを躊躇する人もいることが想定できる。
この新たなツールはすでにロールアウトが始まっているが、すべての人のGoogleフォトアプリに表示されるまでには、しばらく時間がかかるかもしれない。ストレージの上限に近づいているユーザーは、5月末に無料バックアップが終了する前に、ぜひチェックしてみたい。