宿泊・発電事業でスタートした100年企業、プリンスグランドリゾート軽井沢の壮大な次世代戦略とは?

軽井沢プリンスホテルウエスト「ALL DAY DINING LOUNGE/BAR Primrose」のテラスから庭園を望む。左はプリンスホテル常務執行役員徳永清久さん、右が筆者。


鈴木:これからの次世代はホテルの在り方も大きく変容すると思います。新しいホテルの在り方はどのようにお考えでしょうか?

徳永:これからのホテルは、商圏を広域で考えまちづくりも視点に入れている事があげられます。新たな遊び方、働き方、学び方を提案するためには、ホテルをハブとした広域の連携が必要だと考えています。そして、ワーケーションをきっかけに、軽井沢プリンスホテルにたくさんの方々が集まり、コミュニケーションが生まれ、結果として、地域の課題解決、ひいては地域の活性化につながればと思っております。

インタビューを終えて


徳永常務との最初の出会いは、軽井沢におけるリゾートテレワーク推進会議だ。2020年7月から開催される予定だった東京2020の交通混雑緩和のためのテレワーク推進を軽井沢でどのように取り組むかを軽井沢観光協会で提案した時に、最初に強く理解を示された方だ。以来お会いする度にライフスタイルの変化、リゾートテレワークの重要性、軽井沢をゲートウエイとした広域観光まちづくり、新価値創造など頻繁に意見交換している間柄だ。


徳永清久◎1986年3月立教大学社会学部(現観光学部)卒業。1986年4月プリンスホテル入社以来、人事部、広島プリンスホテル、軽井沢プリンスホテル、グランドプリンスホテル高輪、紀尾井町プロジェクト等を経て、現在は常務執行役員東北エリア統括総支配人、新潟エリア統括総支配人、長野・群馬エリア統括総支配人。

連載:『人生100年時代 豊かな生活をおくる次世代ライフスタイル学』
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文=鈴木幹一

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