for Startups,Inc.運営のSTARTUP DB編集部による連載

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、5月3週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

シンクサイト


調達額:28億5000万円
調達先:スパークス・グループ / SBIホールディングス / シスメックス / 三井住友トラスト・インベストメント / 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ
備考:シリーズBラウンド / シスメックスとは資本業務提携 / スパークス・グループは、未来創生2号ファンドを通じて出資 / 三井住友トラスト・インベストメントはジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合を通じて出資 / 伊藤忠テクノロジーベンチャーズはテクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合を通じて出資

東京大学と大阪大学が開発した「ゴーストサイトメトリー技術」を元に、ライフサイエンスと医療の革新を目指すスタートアップ。

「ゴーストサイトメトリー技術」は、大きさの似た細胞でも細かな形態の違いで高速・高精度に分析・判別できるフローサイトメトリーの新手法である。

シンプルかつ高速に、詳細な細胞形態情報を取得することができるため、一般的な診断の精度向上だけでなく個別化医療への貢献も期待できる。

2021年5月には、スパークス・グループ、シスメックス、三井住友トラスト・インベストメント、 SBIグループ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズを引受先とした第三者割当増資を実施。総額28億5000万円を調達した。

シスメックスとは資本業務提携を締結し、世界に先駆けた新たなAIベースの細胞分析技術の共同開発を本格的に推進するため共同開発契約を締結。

今後は血液などを用いた体外診断領域における細胞分析において、「ゴーストサイトメトリー技術」を活用した細胞分析装置や検査方法の実用化に向けた共同開発を実施する方針だ。

Luup


調達額:7億5000万円
調達先:Spiral Capital / ANRI / ENEOSイノベーションパートナーズ / アダストリア
備考:Spiral Capitalはリード投資家 / その他、複数の投資家を含む

電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を展開するスタートアップ。

「LUUP」は電動キックボードや小型自動アシスト自転車を、アプリ上でレンタルできるシェアリングサービスだ。

2020年5月から、将来の電動キックボード導入を見据え、キックボードと同じサイズの小型電動自転車のシェアリングサービスをローンチ。

電動キックボードは日本の現行法上、“原動機付自転車”に位置付けられるため、ヘルメットの着用など普及しづらい条件が課されていたが、同社はこの規制の適正化に向け、関係省庁との議論を進めてきた。

そして2021年4月、政府の特例処置により電動キックボード乗車時のヘルメットの着用が任意となり、それと同時にキックボードのシェアリングを開始した。

今後は、電動アシスト自転車やキックボードだけでなく、一人乗りの電動マイクロモビリティを包括的に取り扱い、全ての人が自由に移動できる未来を目指す。

2021年5月にはスパイラルキャピタル、ANRIなどを引受先とする第三者割当増資により、7億5000万円の資金調達を実施した。今回調達した資金はエリアの拡大、機能拡充のための組織体制強化や、機体の開発等に充当する方針。

文=STARTUP DB

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